ダンスエクササイズで
楽しくダイエット
運動不足が続くと太りやすくなり、さまざまな不調や病気の要因にもなります。家で過ごす時間に運動を組み込んで習慣にし、体を動かす機会を増やしましょう。運動はおっくう…という人も、テレワークや家事の合間などのすき間に体を動かせばダイエットは可能です。
肥満は万病の元!
適正体重を維持することが大切
糖尿病、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドローム、動脈硬化、がん、腰痛やひざ痛、睡眠時無呼吸症候群…など、肥満は多くの病気の引き金になります。
BMI(体格指数:体重kg÷身長m÷身長m)が25以上※になると肥満となり、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の内臓脂肪型肥満になると病気のリスクがさらに高まります。見方を変えれば、肥満を解消することで多くの病気のリスクを減らせるということです。
では、適正体重とはどれくらいなのか。BMI18.5以上25未満が「ふつう体重※」に該当し、BMI22が適正体重の指標となっています。
※日本肥満学会の指標
ダンスエクササイズで
消費エネルギーを増やそう
肥満を改善するダイエットの基本は、食べすぎや飲みすぎを控えて「エネルギー摂取量」を減らし、運動によって「エネルギー消費量」を増やすことです。
音楽に合わせて有酸素運動と筋トレを同時に行うダンスエクササイズは、短時間で多くのエネルギーを消費します。また、楽しくできるため継続しやすく、ヤセやすい体になります。
ダンスが苦手な人も大丈夫。動作のポイントさえ押さえれば、多少違っていてもかまいません。楽しく体を動かして、健康な体を手に入れましょう。
- ●ノリのよい音楽に合わせて行う。
- ●うまくできなくてもOK。最後までやってみる。
- ●ムリは禁物。できる範囲で行う。
- ●呼吸を止めないようにする。
- ●笑顔で楽しみながら行う。
- ●週3回程度を目安に行う。
- *持病がある人は医師に相談してから行いましょう。
- 音楽に合わせて、30秒間その場で足踏みをして体を温める。
1.サイドステップ
左右交互に15回を目安に行う
足を横に大きく踏み出して重心をかけながら、ひざを軽く曲げて、もう一方の足を引き寄せる。足の動きに合わせて、腕はひじを曲げて顔の前で大きく開く・閉じるを繰り返す。音楽に合わせて左右交互に行う。
2.腕回しダンス
左右交互に24回を目安に行う
- 足を肩幅より広めに開いて腰を落とし、太ももの上に手を置く。
- ひざでリズムをとりながら、顔は正面に向けたまま、片方の腕を後ろに向かって大きく回す。手のひらは外に向けて。これを左右交互に繰り返す。
15秒間、その場で歩く。「1→2→歩く」をあと2回繰り返す
3.バックランジ
左右各15回を目安に行う
- 足をそろえて立ち、両手をあごの前で組む。
- 片足を大きく後ろに出し、上体をまっすぐに保ったまま息を吐いて前足のひざを90度に曲げる。腰をしっかり落としたら①に戻り、足を入れ替えて同様に行う。
15秒間、その場で歩く
4.サイド足伸ばし
左右各8回→左右交互に8回を目安に行う
- 足をそろえて背筋を伸ばして立つ。ひざを曲げて腰を落とし、両手をあごの前で組む。
- 片方の足を真横にスッと出してつま先を床に軽くタッチ。①の姿勢に戻り、反対の足でも同様に行う。
15秒間、その場で歩く。「3→歩く→4→歩く」をあと2回繰り返す
- 音楽に合わせて、30秒間その場で足踏みをしてクールダウンをする。