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  • 12月:働く世代に多い「肺がん」

働く世代に多い
「肺がん」

喫煙や受動喫煙が、肺がんの最大要因

肺がんは、肺の気管支や肺胞の細胞ががん化したものです。
最大の要因は「喫煙」です。喫煙者は非喫煙者に比べて男性で4.4倍、女性では2.8倍も肺がんになりやすく、喫煙開始年齢が若く、喫煙本数が多いほど、その発生リスクが高くなります。また、他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」も、肺がんの発生リスクを2~3割程度高めます。

肺がんの発生リスクを上げるもの

男女とも50歳代から増え始め、死亡数は1位

肺がんになる人は男女とも50歳代から増え始め、男女合わせた罹患数(新たにがんと診断された数)は3位。男女別では男性が4位、女性が3位です。
肺がんで亡くなる人は男女とも50~60歳代から増え始め、男女合わせた死亡数は1位。男女別でも男性は1位、女性は2位です。肺がんで亡くなる人が多いのは、治りにくいがんのひとつだからです。

肺がんの罹患数(2018年)

肺がんの死亡数(2019年)

早期に発見するために「肺がん検診」を受けよう

肺がんは治りにくいがんのひとつですが、治療方法のめざましい進歩によって、早期に発見すれば治る可能性があります。肺がんは特有の症状がなく気づきにくいため、早期に発見するためには40歳になったら、年1回、「肺がん検診」を受けることが大切です。
たばこを吸わない人も肺がんになる可能性があるため、非喫煙者も肺がん検診を受けましょう。

男女とも40歳になったら、年1回「肺がん検診」

出典:国立がん研究センターがん情報サービス


  • 肺がんは治りにくいがんで、男女とも死亡数が多い。
    禁煙と肺がん検診による早期発見が、いちばんの対策です。 

次回は、働く世代の女性に多い「乳がん」について紹介します。

監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、大阪ガス株式会社人事部Daigasグループ健康開発センター顧問。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。
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