快眠でココロすこやかにMental

06JUNE

快眠のために
睡眠環境を整えよう

前回は必要な睡眠時間についてご紹介しました。睡眠時間は確保できていますか。睡眠は量だけでなく「質」も大事で、睡眠環境を整えることは快眠の必須条件です。

寝室の環境や寝具が
睡眠の質を左右する

寝室の温度や湿度、光、音、寝具などの睡眠環境は、睡眠の質に深く関係しています。睡眠の質がよくなければ休息感が得にくく、心の健康に影響します。「寝つきが悪い」「熟睡感がない」「目覚めが悪い」など睡眠の質がよくないと感じている人は、一度、睡眠環境をチェックしてみましょう。

寝室の最適な温度と湿度は?

寝室の温度と湿度は高くても低くても睡眠の質が低下します。室温の目安は13~29度です※1。
高温多湿になる初夏から夏は、扇風機やエアコンなどで室内の温度と湿度を調整しましょう。また、寝具の湿気も睡眠の質に影響するため、布団乾燥機や布団の天日干しで除湿をすることをおすすめします。
さらに寝床内の温度と湿度も大切で、この温度が33度前後、湿度が50%前後だと睡眠の質が低下しないと考えられています※1。季節に応じた布団を選んで、寝床内の環境を調整しましょう。

※1健康づくりのための睡眠指針2014(厚生労働省)

寝室の最適な光と音は?

明るい光には目を覚ます作用があるため、寝室の光は赤みを帯びた暗めの光がよいとされています。具体的には20ルクス以下ぐらい※2とされ、これはうっすらと物の形がわかる明るさです。 寝室の音は静かなほうがよいですが、まったく無音だと不安や緊張が高まるとされています。望ましいのは40デシベル以下※3で、これは閑静な住宅地くらいの静かさです。

※2 照明基準総則(日本産業標準調査会)
※3 新・公害防止の技術と法規2006 騒音・振動編((社)産業環境管理協会)

最適な寝具は?

睡眠中は深い眠りを保つために深部体温(体の内部の温度)が下がり、このとき発汗します。そのため、寝具は体の熱を逃さない保温性と、汗を吸収して透過させる吸湿性・放湿性の良いことが重要です。
また、寝具には体への負担が少ない寝姿勢を保つ役割があります。理想的な寝姿勢は立ったときと同じ姿勢、つまり背骨のS字カーブが保たれた姿勢です。

上野 幹子
監修者プロフィール

上野 幹子 UENO MIKIKO

公認心理師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。民間企業や官公庁、警察、大学などで心理学、脳科学を応用した独自の手法でカウンセリングやキャリア・能力開発のセミナーを数多く実施。これまでカウンセリングやセミナーで対面した人は延べ2万人を超えている。

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