快眠でココロすこやかにMental

3MARCH

眠れないときは
専門医に相談を

心の健康を保つためには質のいい睡眠をとることが大切になるため、これまで快眠に役立つ情報を紹介してきました。それらを試しても眠れないときは専門医に相談することをおすすめします。

不眠症が疑われたら
早めに対処することが大切

夜眠れないのはつらいものです。寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたりすることが続き、それによる日中の倦怠感や眠気などで生活に支障をきたしていれば「不眠症」の可能性があります。
不眠症は単に眠れないというだけでなく、心や体の病気のサインの場合があります。実際、単なる不眠だと思っていたらうつ病だったというケースが少なくありません。そのため、不眠症が疑われたら1人で悩まず、専門医に相談するなど、早めの対処が大切です。

不眠症の定義

「不眠症状」と「日中の不調」 が週に3日以上あり、それが3ヵ月以上続く場合は「慢性不眠症」 、3ヵ月未満の場合は「短期不眠症」と診断される。

*出典:睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)を基に作成

かかりつけ医や睡眠の専門医や
心療内科などに相談を

不眠症が疑われたら、かかりつけ医や不眠症に詳しい日本睡眠学会専門医を受診しましょう。うつ病が疑われる症状があれば、心療内科や精神科への相談がすすめられます。
不眠症の治療は、原因となっている病気があれば、 まずその治療を行います。不眠症そのものの治療は、生活習慣を改善し、睡眠の質を向上させる入眠方法や睡眠環境を整える睡眠衛生指導が中心です。
また、それらを行った上で睡眠薬の処方などの治療を検討します。睡眠薬を怖いと感じている人がいますが、医師の指示を守って適切に服用すれば心配はありません。
※「日本睡眠学会」のホームページから確認可能

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  • 不眠症の治療
上野 幹子
監修者プロフィール

上野 幹子 UENO MIKIKO

公認心理師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。民間企業や官公庁、警察、大学などで心理学、脳科学を応用した独自の手法でカウンセリングやキャリア・能力開発のセミナーを数多く実施。これまでカウンセリングやセミナーで対面した人は延べ2万人を超えている。

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