快眠でココロすこやかにMental

05MAY

必要な睡眠時間は
どれくらい?

前回は、睡眠不足が続いたり不眠になると、心の健康に影響が及ぶことを紹介しました。心の健康を保つためには、どれくらいの睡眠時間が必要なのでしょう。

日本人の睡眠時間は
世界最低水準!?

経済協力開発機構(OECD)が2021年に発表したデータ(※1)によると、加盟30カ国の平均睡眠時間は8時間25分で、日本の平均睡眠時間は7時間22分と最下位でした。
厚生労働省のデータ(※2)では睡眠時間が7時間未満の成人は男性70.2%、女性76.8%に及び、このうち睡眠時間が6時間未満の割合は、男性の30~50歳代、女性の40~50歳代で4割を超えています。

※1:Gender Data Portal 2021(OECD)
※2:令和元年 国民健康・栄養調査(厚生労働省)

平日6時間以上眠ることが
目安になる

必要な睡眠時間は人によって異なり、年齢やその日の活動状況によっても変わります。そのため、日中の眠気に着目し、日中に眠気が強くて困る場合、睡眠時間が足りていないと考えられます。
睡眠を6時間以上とると日中の眠気と疲労感が改善し、ストレスを感じにくく、うつ状態に陥るリスクを減らせることがわかっています(※)。6時間以上眠ることを目安に、自分にあった睡眠時間を確保しましょう。

※出典:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」(厚生労働省)

平日の睡眠時間を
確保するコツ

平日は仕事や家事、育児などで睡眠時間が削られがちです。しかし、平日に睡眠不足が続くと休日の朝寝坊だけでは睡眠不足をとり返すことができず、どんどん蓄積してしまいます。そのため、心の健康を維持するために平日もできるだけ6時間以上、睡眠時間を確保するように心がけましょう。

  • 10分でもよいので早く寝る

    1時間や30分単位で睡眠時間を増やそうとせず、10分でもよいので早く寝る。10分の早寝を1カ月続ければ、5時間余分に眠れる。

  • 週の真ん中に
    長い睡眠時間を確保する

    繁忙期などで平日に6時間以上眠ることがむずかしいときは、休日だけでなく週の真ん中にも長めの睡眠時間を確保する。

  • 15分程度の昼寝をする

    必要な睡眠時間が確保できなかったときは、午後の早い時間に15分程度の昼寝をする。眠気が改善し、能率が上がる。

上野 幹子
監修者プロフィール

上野 幹子 UENO MIKIKO

公認心理師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。民間企業や官公庁、警察、大学などで心理学、脳科学を応用した独自の手法でカウンセリングやキャリア・能力開発のセミナーを数多く実施。これまでカウンセリングやセミナーで対面した人は延べ2万人を超えている。

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