生活習慣病ドリルDisease
3MARCH
問 題高尿酸血症は
□□の機能を低下させる
痛風の原因となる高尿酸血症。高尿酸血症になると痛風以外にも健康にさまざまな悪影響が及びます。高尿酸値症について理解を深めながら、ドリルの答えを考えてみましょう。
自覚症状のないまま
慢性腎臓病のリスクが高まる
高尿酸血症とは、尿酸値(血液中の尿酸の濃度)が高い状態のことです。尿酸は1日に「作られる量」と「排出される量」のバランスがとれており、尿酸値は一定に保たれています。しかし、何らかの原因で尿酸が作られ過ぎたり、排出されにくくなったりすると、体内の尿酸量が増えて高尿酸血症になります。
高尿酸血症というと激痛を伴う痛風や、尿路に結石が生じる尿路結石をまねく病気として知られています。しかし、それだけではありません。尿酸値が高いだけでは自覚症状がないため、高尿酸血症を放置すると腎機能が低下し、慢性腎臓病の発症リスクが高まることがわかっています。
- 監修者プロフィール
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岡田 邦夫 OKADA KUNIO
特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。