生活習慣病ドリルDisease

08AUGUST

問 題動脈硬化は
脳や□□の病気をまねく

動脈硬化は血管が厚く硬くなって弾力が失われた状態。動脈硬化になると健康にどのような影響があるのでしょうか。動脈硬化について理解を深めながら、ドリルの答えを考えてみましょう。

動脈硬化は命にかかわる
病気を引き起こす

通常、血管は弾力性があってしなやかですが、加齢による老化やさまざまな危険因子によって厚く硬くなります。これが動脈硬化です。
動脈硬化にはいくつか種類がありますが、一般的に動脈硬化といえば「粥状(じゅくじょう)動脈硬化」を指します。これは血管壁の内側にドロドロの粥状物質(プラーク)ができるもので、脳や心臓などの太い血管に発生しやすく、進行すると脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの命にかかわる病気を引き起こします。

ドリルの答え

動脈硬化は
脳や心臓の病気をまねく

動脈硬化の危険因子は脂質異常症、肥満、糖尿病、高血圧、慢性腎臓病、喫煙などです。また、内臓脂肪型肥満に加え、脂質異常、高血圧、高血糖のうち2つ以上が重なったメタボリックシンドロームも動脈硬化が進行しやすい状態であり、これらの危険因子が3つ重なった場合は心臓病発症の危険が30倍以上になります。

動脈硬化の進行を抑える
生活習慣のポイント

動脈硬化は加齢や危険因子によって進行しますが、生活習慣を改善することで進行のスピードを抑えることができます。動脈硬化は自覚症状がほとんどないため、日ごろから健康的な生活習慣を心がけましょう。また、脂質異常症や高血圧、糖尿病、慢性腎臓病の人は主治医の指示に従って適切に治療を行うことが大切です。

  • できるだけ早く禁煙する

    禁煙すると動脈硬化による心筋梗塞で死亡するリスクが下がる。他人のたばこの煙を吸う受動喫煙も動脈硬化のリスクになるため注意する。

    ニコチンパッチなどの禁煙補助薬や禁煙外来なども利用して禁煙に取り組む。

  • 適度な運動を習慣にする

    動脈硬化のリスクを下げて脳梗塞や心筋梗塞などを防ぐためには、有酸素運動と筋トレを併用することが有効とされている。

    有酸素運動は1日合計30分以上を週3日以上、筋トレも週3回を目安に行う。

  • 一汁三菜の日本食を意識した食事をとる

    動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞などに予防効果がある食品と控えたい食品を知り、主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく食べることを心がける。

岡田 邦夫
監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。

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