生活習慣病ドリルDisease

04APRIL

問 題内臓脂肪がたまると
初期の□□□□病が進行する

内臓脂肪は胃や腸などの内臓のまわりにつく脂肪のこと。内臓脂肪がたまると健康にどのような影響があるのでしょうか。内臓脂肪について理解を深めながら、ドリルの答えを考えてみましょう。

脂肪細胞が出す
悪玉ホルモンが
健康をむしばむ

肥満の元である脂肪は丸い「脂肪細胞」の集まりで、「脂肪細胞が肥大化する=太る」ことです。
脂肪細胞はホルモンを分泌する働きもあり、内臓脂肪の脂肪細胞が肥大化すると善玉ホルモンの分泌が減り、悪玉ホルモンの分泌が増えます。すると、血糖値をコントロールするインスリンの効きが悪くなり、血糖値が上昇。中性脂肪値や血圧も上昇し、やや高め程度だった高血糖や脂質異常、高血圧などの初期の生活習慣病が進行して、糖尿病や脂質異常症、高血圧の発症リスクが高まります。

ドリルの答え

内臓脂肪がたまると初期の
生活習慣病が進行する

内臓脂肪が過剰にたまった「内臓脂肪型肥満※」に加え、「高血糖」「脂質異常」「高血圧」のいずれか2つ以上が重なった状態を「メタボリックシンドローム」といい、動脈硬化が進行しやすい状態です。
内臓脂肪がたまっていると、初期の生活習慣病でも軽視は禁物です。
※内臓脂肪型肥満:腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上

内臓脂肪を減らす
食事と運動のポイント

内臓脂肪が増えるおもな要因は、食事で摂取するエネルギーが多すぎることと、運動不足によってエネルギーを余らせてしまうことです。内臓脂肪はつきやすい反面、落ちやすいという特徴があるため、体をよく動かし、摂取エネルギーを適正にすることを心がければ減らすことができます。

  • 食べすぎない

    標準体重をオーバーしている人は、日ごろのエネルギー摂取量が多すぎる可能性があるため、食べすぎに注意する。

  • 糖質をとりすぎない

    糖質のとりすぎは内臓脂肪を増やす。とくに、減らしたい糖質は、砂糖や果糖を含む甘いものやスナック菓子など。

  • お酒を飲み過ぎない

    お酒全般が内臓脂肪を増やすため、1日に純アルコール20g(女性はその半量)を飲酒量の目安にする。

  • 有酸素運動を習慣にする

    ウォーキングなどの有酸素運動は内臓脂肪の燃焼に有効。ややキツイと感じるペースで、1日合計30~60分行う。10分×6回でもOK。できるだけ毎日行う。

  • 筋トレで筋肉量を増やす

    筋肉量が増えれば、脂肪がエネルギーとして使われやすくなる。週2~3回、大きな筋肉のある下半身や体幹を中心に筋トレを行う。

岡田 邦夫
監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。

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