免疫力でカラダを守る
運動すると
免疫力は上がる?下がる?

ウイルスや細菌などの病原体から体を守ってくれる免疫。運動にはさまざまな健康効果がありますが、免疫力にも影響を及ぼします。運動と免疫力の関係を知っておきましょう。

激しい運動は逆効果!適度な運動が免疫力を上げる

病原体から体を守っているNK細胞などの免疫細胞は、血液に乗って全身をパトロールしているため、運動によって体温が上がり、血行がよくなれば免疫力は上がります。
そのため、運動不足の人は、運動習慣のある人よりかぜをひきやすい傾向があります。ただし、激しい運動も体にとってストレスとなるため、毎日ハードなトレーニングを重ねているアスリートは一般の人よりもかぜをひきやすい傾向があります。つまり、運動不足も運動のし過ぎも、免疫力を低下させます。
免疫力を上げるためには、適度な運動を習慣にすることが有効。ラク~ややキツイと感じる程度の適度な運動を、日々の生活に取り入れてみましょう。


監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。