免疫力でカラダを守る
免疫力が低下すると
発症しやすい病気は?

免疫は3つの防御壁によって、ウイルスや細菌などの病原体から体を守っています。この免疫の仕組みがきちんと働かず、免疫力が低下すると、具体的にどんな病気を発症しやすくなるのでしょう。


かぜやインフルエンザ、食中毒、歯周病、がんなど

免疫力が低下すると発症しやすくなるのは、病原体に感染することで起こる「感染症」です。
感染症とひと言で言っても種類が多く、人から感染するかぜやインフルエンザなどはもちろん、食べ物から感染する食中毒や、口内細菌に感染して起こる歯周病なども感染症の一種です。虫や動物から感染したり、性行為で感染する感染症もあり、免疫力の低下は多くの病気の発症リスクを高めます。
また、免疫は外部から侵入した病原体だけでなく、体内で発生したがん細胞も異物として認識するため、「がん」も免疫力の低下によって発症しやすい病気です。

監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。