免疫力でカラダを守る
そもそも免疫ってなんだろう?

わたしたちは、何千、何万という目に見えないウイルスや細菌などに囲まれて生活をしています。それでも感染症を発症せずに健康でいられるのは、免疫のおかげです。そもそも免疫ってなんでしょう。

「免疫」とは病原体から
体を守るしくみのこと

免疫とは、外部から侵入した異物(病原体など)を認識し、排除して体を守るしくみのこと。免疫を担うのは血液中の免疫細胞で、「自然免疫」と「獲得免疫」の2チームが連携して病原体を退治します。
自然免疫チームは常に体内をパトロールし、どんな病原体も見つけると同時に攻撃します。獲得免疫チームはいったん侵入した病原体の情報を覚え、作戦を練ってから参戦。武器(抗体)を使うなどして確実に病原体を攻撃し、排除します。獲得免疫は過去に侵入した病原体を記憶し、再び侵入したとき、すみやかに排除する役割を担っています。
こうした免疫のしくみによって、わたしたちの体は病原体から守られています。

監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。