免疫力でカラダを守る
どんなふうに笑えば
免疫力が上がる?

ウイルスや細菌などの病原体から体を守ってくれる免疫。笑いが免疫力アップにつながることが知られていますが、どのように笑うと効果的なのでしょう。

大笑いでも、作り笑いでも免疫力は上がる

最前線で体を守っているNK(ナチュラルキラー)細胞は、全身をパトロールしてウイルスに感染した細胞やがん細胞を見つけ次第、攻撃して排除する役割があります。しかし、その働きは加齢などで低下しやすくなります。笑うとNK細胞が活性化し、免疫力が上がることがわかっています。
わたしたちは、「楽しい」「おもしろい」などと思ったときに笑います。そうした感情がなくても、口角を上げて作り笑いをすると脳は笑っていると錯覚して「楽しい」という気分になり、NK細胞を活性化させることができます。


監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。