免疫力でカラダを守る
免疫力を高めるのは
洋食と和食、どっち?

ウイルスや細菌などの病原体から体を守ってくれる免疫。洋食と和食で免疫力を高める効果は違うのでしょうか。食事と免疫力の関係について知っておきましょう。

和食のほうが善玉菌が優勢な腸内環境になりやすい

腸には免疫細胞の約6~7割が集まっており、これらの働きが高まると全身の免疫力アップにつながります。
腸には「善玉菌」「悪玉菌」、善玉菌でも悪玉菌でもない「日和見菌」がすんでいます。腸の免疫細胞は善玉菌と連携することで働きが高まるため、悪玉菌より善玉菌が優勢な腸内環境に整えることが大切です。そのためには善玉菌を含む発酵食品や、善玉菌のエサになる食物繊維をとる必要があります。
みそなどの発酵食品や、食物繊維の多い野菜や穀類、豆類などは、洋食より和食に使われることが多いため、和食のほうが善玉菌の優勢な腸内環境になりやすいといえます。


監修者プロフィール

岡田 邦夫 OKADA KUNIO

特定非営利活動法人健康経営研究会理事長、岡田産業医事務所所長、労働衛生コンサルタント。専門分野は糖尿病などの生活習慣病、メンタルヘルス、スポーツ医学など幅広く、長年、産業医として健康指導や講演など多方面で活躍。著書も多数ある。