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うつ病を知る・防ぐ
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7月
ストレスをためない工夫でうつ病予防①

自覚がなくても、毎日こまめにストレスを解消しましょう

日常には、ストレスになるできごとがあふれています。通勤ラッシュ、仕事や家事の忙しさ、疲労、人間関係、暑さ・寒さ…など。1週間先や数カ月先まで予定がつまっていて、気の抜けない状態が続いている人もいるでしょう。
こうして、自覚がなくても起床から就寝までの間にストレスはじわじわとたまっていきます。睡眠不足で疲れが翌日に繰り越されていけば、金曜日にはかなりの総量に。このような生活を続けるとストレスは過度になり、心身のエネルギーが枯渇して、うつ病などの心の病気に陥ってしまいます。
そのため、ストレスがたまっている自覚がなくても、毎日こまめにストレスを解消することが重要です。この小さな積み重ねが、うつ病を防ぐことにつながるのです。

日中はスキマ時間でできるストレス解消法を

日中は仕事や家事、育児に追われてストレス解消にあてる時間をとりにくいですが、仕事や家事、育児に追われているということはストレスがたまっているということです。
そのため、スキマ時間をみつけてストレスを解消しましょう。ちょっとしたことでも、ストレスを解消する意識をもって行えば、効果が得られます。

仕事の合間などに深呼吸や伸びをする。
移動中に好きな音楽を聞いたり、本を読む。
食事を味わいながらゆっくり食べる。
コーヒーブレイクをとったり、おやつを味わう。
出かけたついでに景色を楽しんだり、散歩をする。
昼休みに10分程度、昼寝をする。

仕事や家事、育児が終わったあとや休日に
おすすめのストレス解消法「4つのR」

時間があってもなにをすればいいかわからないという“休み下手”の人は、ストレスをためやすい傾向があります。仕事や家事、育児が終わったあとや休日にできる、自分にあったストレス解消法もいくつかもっておきましょう。
「4つのR」と呼ばれる「リラクセーション(Relaxation)」「レスト(Rest)」「レクリエーション(Recreation)」「リトリート(Retreat)」はストレスの解消に有効です。ただし、やりすぎは禁物。楽しむ程度に行いましょう。

監修者プロフィール

上野 幹子 UENO MIKIKO

産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、認定心理士。民間企業や官公庁、警察、大学などで心理学、脳科学を応用した独自の手法でカウンセリングやキャリア・能力開発のセミナーを数多く実施。これまでカウンセリングやセミナーで対面した人は延べ2万人を超えている。
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