新しい家族防災Disaster
11NOVEMBER
離れて暮らす家族への防災支援
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- タダシ
- おもしろグッズ大好き会社員。最近は防災グッズにハマっている。

- カナエ
- タダシの妻。スーパーでパートをしている。しっかり者で、好きな言葉は節約。

- マモル
- 2人の子ども。小学1年生。ちょっと怖がりで、お菓子が大好き。

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ママ友のお母さんが住んでいる地域で、豪雨災害があったんだって。幸い大きな被害はなかったんだけど、一人暮らしだから連絡がつくまですごく心配していたわ。
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そういうと親父も一人暮らしだしな。めんどくさがり屋だし、防災対策なんてしてなさそうだ。
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私の両親は近くに住んでいるけれど、お義父さんはちょくちょく様子を見に行ける距離じゃないもの。心配だわ。
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おじいちゃんが危ない目に遭ったらイヤだよ。
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よし。離れて暮らす家族のためにできる防災対策を考えてみよう。
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お義父さんはスマホを使わないから、非常時の連絡方法は大切ね。
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「災害用伝言ダイヤル(171)」の使いかたをメモして、持ち出し袋と一緒に送ろう。それを見てもらいながら、連絡の練習もしてみるよ。
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自治体の災害対策や支援情報も大切よね。「耐震改修費用の補助」や「防災ラジオの貸し出し」など、それぞれの自治体に支援があるもの。それに、避難所って災害の種類によって場所が変わるから、避難時の違いを教えてあげるのだけでも安全度が高まるわ。
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台風などで避難したほうがいい状況になれば、マモルにがんばってもらいたい。
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え、ぼく、なにをすればいいの?
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おじいちゃんに電話をかけて「早く避難して!」と説得するんだよ。人は災害に切迫した状況でも「大したことない」「自分は大丈夫」と楽観的に考えがちなんだ。難しい言葉で「正常性バイアス」というんだけど、場合によっては命に関わることがある。
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私たちが説得するより、かわいい孫が言うほうが効果は高いわね。
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ぼく、一所懸命おじいちゃんに電話するよ!!
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頼りにしているぞ。さて、つぎは帰省したときにできる支援だ。
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近所へのあいさつが防災になるの?
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災害時って、安否の確認や避難の声かけ、救助など、近所の人たちの力で助かるケースが多いんだ。だから、ご近所さんとの関係づくりは強力な防災対策といえる。
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なるほど。次からは帰省のたびに、おみやげをもって両隣にあいさつに行きましょう。今年は正月前から行って、大掃除も兼ねて防災対策をしたらどうかしら。
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いいね。積極的でありがたいよ。
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お義父さんが安全に過ごしてくれることが、私たち家族の安心につながるんですもの。協力は惜しまないわ。
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ううっ……なんていい妻なんだ(感涙)

- 監修者プロフィール
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天野 勢津子 AMANO SETSUKO
防災士、イラストライター。阪神淡路大震災で被災。わかりやすい文章と温かみのあるイラストで、防災の大切さやノウハウを伝えている。著書に『イラスト・図解でまるっとわかる! 家族でそなえる防災・被災ハンドブック』(イーストプレス)などがある。

