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3月:お疲れ解消エクササイズ

現代人にみられる疲れの多くは、運動などによる全身の疲れではなく、たとえば長時間のデスクワークによる目や首、肩といった体の特定の部位だけの疲れ。こうした疲れは体を休めてもとれにくく、全身をほぐすエクササイズが有効です。

全身を動かして“脱力”しよう

デスクワークや立ち仕事などで体の特定の部位だけを酷使する生活をつづけていると、その部位がこり固まって余計な力みや緊張のある状態がつづき、「疲れているのに眠れない」「体を休めても疲れがとれない」といったことになります。
こうした疲労を解消するためには、全身を“脱力”させるのが有効。体の一部に力みや緊張があるとむずかしいため、全身を気持ちよく動かしてほぐしながら徐々に脱力していきましょう。全身が脱力した状態は心身ともにリラックスしているため、精神的ストレスによる疲れの解消にも役立ちます。

お疲れ解消エクササイズ

立って行う1~3のエクササイズで徐々に体をほぐし、最後の寝て行うストレッチで全身を脱力させましょう。立って行うエクササイズをするときも、手足に余分な力を入れず脱力させた状態で行うのがポイントです。

1.スワイショウ
~首から腰までの上半身をほぐす~

  • ①足を肩幅に開いて立ち、ひざを軽く曲げてつま先を正面に向ける。背筋を伸ばし、腕は体の横に自然に伸ばす。
  • ②両腕を左右に上げ、ひざに少し弾力をつけながら上半身を右へ軽くひねり、その反動で両腕を右後ろへ投げ出すように振る。体の中心軸はぶれないように。
  • ③左側にも同様にひねり、その反動で両腕を左後ろへ投げ出すように振る。腕は遠心力で自然に回すような感じで。これを20~30回、リズミカルに行う。


2.足ネバネバ歩き
~全身の疲れをほぐす~

  • ①両足をそろえて立ち、背筋を伸ばす。
  • ②腕を前後に大きく振りながら、つま先を床につけたままかかとだけを浮かせてその場歩きをする。これを1分ぐらい行う。


3.体クネクネ体操
~全身をリラックスさせる~

  • ①足を腰幅に開いて立ち、両腕を頭上に伸ばす。
  • ②全身を気持ちよく左右にクネクネと揺らしながら、手指の先からつま先までまんべんなくクネらせる。これを1分ぐらい行う。


4.全身脱力ストレッチ
~全身を脱力させる~

  • ①あお向けに寝て両手を頭の上で組み、息を吐きながら思いっきり伸びをする。このとき両足のつま先を手前に曲げてアキレス腱をしっかり伸ばす。
  • ②十分に息を吐き、伸びきったら、一気に全身の力を抜いて脱力し、息を吸う。そのままの姿勢で数回自然呼吸をする。①②を30秒ぐらいくり返す。



監修者プロフィール

今井 真紀 IMAI MAKI

フリーフィットネスインストラクター。スポーツセンターなどを中心に活動。心と身体は同じという思いから、ヨガやノルディックウォーキングなど、自然に心と身体が沿うようなフィットネスを、それぞれの人に合わせて指導している。

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