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5月:ストレス解消エクササイズ

ストレスがたまると体を健康に保つしくみが維持しにくくなり、病気をまねきやすくなります。そのため、ストレスはこまめに解消することが大切ですが、気持ちの切り替えがうまくいかず、なかなか軽減できないことがあります。そんなときは体を動かしてみましょう。

体をほぐせば、心もほぐれる

ストレスがあるときは自律神経の交感神経が優位になり、心身を活動モードにします。そのため、呼吸が浅く速くなり、筋肉が緊張しています。
そんなとき深い呼吸をしながらエクササイズで筋肉をゆるめると、自律神経の副交感神経が優位になり、心身をリラックスモードにするためストレスが軽減します。筋肉がゆるむと血行がよくなるため、肩や首のこり、腰痛なども改善します。
ストレスを感じたときや、仕事の合間などにエクササイズで体をほぐして、ストレスをこまめに解消しましょう。

ストレス解消エクササイズ

深くゆったりとした呼吸をしながら、気持ちよいと思う範囲で行いましょう。意識は呼吸に向けます。

■心身の緊張をほぐす

  • ①鼻からゆっくり息を吸いながら肩を少しずつ上げる。さらに息を吸いながら肩を後ろに回す。このとき腰を反らしたり、お腹を前に突き出したりしない。
  • ②肺いっぱいに息を吸い込んだら、口からゆっくり息を吐きながら、肩を少しずつ下ろす。これを10回繰り返す。


■上半身のコリをほぐしてリラックス

  • ①頭の後ろで両手を組み、鼻からゆっくり息を吸い込む。
  • ②腕を上に伸ばして背伸びをしながら、ゆっくりと口から息を吐く。このときかかとは浮かさない。
  • ③首を前に倒し、上に伸ばした腕を後ろに引きながら息を吐ききる。息を吸いながら①の姿勢に戻り、リラックスしてゆっくりと1回深呼吸をする。これを10回繰り返す。


■背中や腰のこりをほぐしてリラックス

  • ①あぐらで座り、両ひざに手を添える。息を鼻から吐きながらお腹をへこませ、背中を丸めて骨盤を後ろに倒す。目線はおへそのあたりに。
  • ②鼻から息を吸いながら背中を反らせて胸を開き、骨盤を前に倒す。このとき耳と肩の距離を離すように目線は斜め上に。これを10回くり返す。


■脱力して、心身の疲れを癒す

  • ①両足を前に投げ出して座り、軽くひざを曲げる。
  • ②手を足の横に置き、深呼吸をしながら体をゆっくり前に倒し、ひざの裏やお尻がぴんと張る直前まで倒す。
  • ③背中を丸めてひざに寄りかかり、首の力を抜く。そのままの姿勢で、3分間ぐらい深呼吸をくり返す。



監修者プロフィール

今井 真紀 IMAI MAKI

フリーフィットネスインストラクター。スポーツセンターなどを中心に活動。心と身体は同じという思いから、ヨガやノルディックウォーキングなど、自然に心と身体が沿うようなフィットネスを、それぞれの人に合わせて指導している。

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