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7月:夏バテ予防エクササイズ

体がだるい、食欲がない、やる気が出ない…など、さまざまな不調にみまわれる夏バテ。一度なると回復に時間がかかることが多いため、できれば予防したいものです。適度な運動は、有効な夏バテ対策のひとつ。夏バテ予防に役立つエクササイズで、夏を元気に過ごしましょう。

自律神経の働きを整えて、いい汗をかく

夏は冷房の効いた屋内と、暑さが厳しい屋外との温度差が大きく、体温を調節している自律神経に負担がかかります。そのため、自律神経の働きが乱れやすく、それが夏バテをまねきます。また、定期的に運動して汗をかいていなかったり、毎日、冷房の効いた場所で長時間過ごす生活をしていると、汗腺の機能が衰えてミネラル分を多く含んだベタベタ汗をかきやすく、夏バテの要因になります。
適度な運動には自律神経の働きを整える効果や、汗腺を鍛えてサラサラ汗をかきやすくする効果があり、定期的に行うと夏バテ予防に有効です。規則正しい生活や栄養バラスのよい食事も心がけましょう。

夏バテ予防エクササイズ

夏の運動は熱中症に注意が必要です。こまめに水分・ミネラルを補給し、ムリは禁物です。屋外の運動は早朝や夕方などの涼しい時間帯に。屋内で運動するときも、窓を開けたり、扇風機などを使って風通しをよくしましょう。

■ウォーキング

  • ウォーキングは自律神経の働きを整え、汗腺を鍛えます。笑顔が保てるニコニコペースで行いましょう。水泳や水中ウォーキングなどの有酸素運動もおすすめです。

<夏のウォーキングの注意点>

○帽子や日焼け止め剤、サングラスなどで紫外線対策を。

○なるべく日陰を歩く。

○衣服はできるだけ吸湿性・速乾性・通気性のある、ゆったりしたものを。


■自律神経を整える体操

深い呼吸をしながら行うストレッチなどの体操は、全身の血行をよくし、自律神経の働きを整えます。寝る前に行うと寝つきがよくなったり、眠りが深くなる効果も期待でき、夏バテの予防に効果があります。


  • ①足を肩幅に開き、頭上で両手を交差して手のひらを合わせ、上にピンと伸ばす。ひじも伸ばす。
  • ※手は、両手首で腕が離れないように固定するだけでもOK。



  • ②背筋と腕を伸ばしたまま、上体をゆっくり前に倒す。このとき、息を口から吐く。
  • ※腰が痛い人はムリのない範囲で。



  • ③①の姿勢に戻って息を鼻から吸い、口から吐きながら上体を左に倒す。①の姿勢に戻し、右側にも同様に倒す。このとき、わき腹がしっかり伸びているのを感じる。


  • ①足を肩幅に開いて立ち、かかとを上げる。背筋も腕もピンと伸ばして緊張させる。このとき息を吸う。


  • ②息を吐きながら体の力を抜き、かかとを下ろして脱力する。腕と肩の力を抜いて、ストンと腰を落すイメージで。8~10回行う。




監修者プロフィール

今井 真紀 IMAI MAKI

フリーフィットネスインストラクター。スポーツセンターなどを中心に活動。心と身体は同じという思いから、ヨガやノルディックウォーキングなど、自然に心と身体が沿うようなフィットネスを、それぞれの人に合わせて指導している。

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