1月:不眠解消エクササイズ
1月は年末年始の休暇で睡眠のリズムが乱れ、眠りの質が低下しがちです。起床と就寝の時間を一定にして、朝起きたとき太陽の光を浴びることに加え、寝る前にストレッチをするのがおすすめ。寝つきがよくなり、不眠の解消に役立ちます。
ストレッチで心身をリラックスさせよう
夜更かしや朝寝坊がつづくと体に備わった体内時計が乱れ、眠りの質が低下します。体内時計を整えるためには、起床と就寝の時間を一定にして、朝起きたとき太陽の光を浴びることが大切です。また、眠りの質を高めるためには寝つきをよくする必要があり、そのためには夜になると自律神経が活動モードの交感神経から休息モードの副交感神経に切り替わり、体温や脈拍、血圧などが低下して眠る準備が整う必要があります。
しかし、現代人は夜遅くまでテレビやパソコン、スマホを見ていたり、ストレスが多いため、夜になっても交感神経が優位なままになりがち。ストレッチは心身をリラックスさせ、副交感神経を優位にするのに有効で、寝つきをよくするのに役立ちます。
不眠解消エクササイズ
ふとんの上でできるストレッチを紹介します。深いゆっくりとした呼吸をしながらストレッチを行うと、心身の緊張がほぐれて効果的にリラックスできます。ストレッチは気持ちよいと感じる範囲で伸ばしましょう。
■足の後ろ側から腰まで伸ばす
- ①両足を伸ばして座る。
- ②背筋を伸ばしたまま、おへそを前にだすようにして足のつけ根から上体を曲げ、同時に手を前へスライドさせる。一番気持ちのよいところで止め、30秒ほど保つ。
■上半身から足のつけ根まで伸ばす
- ①うつぶせになり、両手をついて伸ばし、上半身を気持ちのよいところまで反らせる。
- ②ひざから下も上げて、鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと息を吐く。この状態で30秒ほど保つ。
■手足の疲れをほぐす
- ①あお向けになり、両手と両足を天井に向けて上げる。
- ②手と足の力を抜き、15秒ほどブラブラと気持ちよく動かす。
■心身のクールダウン
- ①あお向けに寝て、ろっ骨の下のみぞおちあたりに両手を置き、鼻から少しずつゆっくりと息を吸う。
- ②十分に息を吸い込んだら、口から少しずつゆっくりと息を吐く。これを10回ぐらいくり返す。このまま眠りに落ちてもよい。