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11月:風邪予防エクササイズ

気温が下がり、空気が乾燥する冬は風邪を引きやすい季節。風邪を予防するためには、手洗い・うがい、栄養バランスのよい食事、十分な睡眠が大切で、運動も有効です。冬でも体を動かす習慣をもって、風邪に負けない体をつくりましょう。

適度な運動で「免疫力」を高めよう

風邪を予防するためには、ウイルスなどの外敵や病気から体を守る「免疫力」を高めることが大切です。そのためには体をリラックスモードにする自律神経の副交感神経を刺激するのがよく、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などの適度な運動はその有効な手段のひとつで、こうした運動を習慣にすれば免疫力を高められます。
逆に、マラソンなどの息が切れる激しい運動は自律神経の交感神経を刺激し、疲労もたまりやすいため免疫力を低下させます。激しい運動を行うときは、運動後、ストレッチや入浴で疲れを十分にほぐしましょう。

※屋外で運動をするときは屋内でウォーミングアップをして体を温めること、衣服でしっかり防寒することが大切です。

風邪予防エクササイズ

リンパ液の流れをよくするストレッチを紹介します。リンパ液は老廃物やウイルスなどを運んでいるもので、全身に張りめぐらされたリンパ管を流れています。リンパ管の途中に点在するリンパ節はウイルスなどを退治する免疫の重要拠点で、リンパ液の流れがよくなるとリンパ節の免疫機能が高まります。
ストレッチでリンパ管が集まる胸や首、わきの下、おなか、足のつけ根などの筋肉をほぐすと、リンパ液の流れがよくなります。


胸や首、わきの下の筋肉をほぐす

  • ①両足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばす。両手を後頭部にあて、胸を開くように両ひじを引いて胸の筋肉を伸ばす。
  • ②ひじを前に閉じ、首から頭をゆっくり倒しながら、胸の筋肉を縮める。①②を5回くらいくり返す。


おなか周りの筋肉をほぐす

  • ①両足を肩幅に開いて立ち、手の指を組んで手のひらを天井に向ける。
  • ②手のひらで大きく円を描くようにして、上体をゆっくり右に3~5回まわす。左回りも同様に行う。


足のつけ根の筋肉をほぐす

  • ①右手で椅子の背もたれをもって立ち、左手は腰にあてる。
  • ②左足の足首を90度に曲げ、ひざを伸ばしたままムリのない範囲で前後大きく振り上げる。10往復行ったら、反対側も同様に行う。


肩から背中にかけて筋肉をほぐす

  • ①両足を肩幅に開いて立ち、椅子の背もたれに手をおく。
  • ②頭を上げたまま上体を前に倒して肩や背中、胸などの筋肉を気持ちよく伸ばし、10秒保つ。これを5回ぐらいくり返す。



監修者プロフィール

今井 真紀 IMAI MAKI

フリーフィットネスインストラクター。スポーツセンターなどを中心に活動。心と身体は同じという思いから、ヨガやノルディックウォーキングなど、自然に心と身体が沿うようなフィットネスを、それぞれの人に合わせて指導している。

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