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2021年7月15日
紫外線は体に悪い?

これから暑い夏がやってきます。今年の夏の気温は「平年並みか高い」と予想されています。日差しが強い時期になりますが、みなさんは紫外線対策をしていますか?
リモートワークや自粛生活により、1日中家の中にいることが増えている方もいらっしゃるかもしれません。紫外線対策は必要ですが、日光を浴びることは悪いことばかりではありません。
ここでは日光を浴びることのメリットとデメリットをみていきましょう。

注意が必要な紫外線

長時間紫外線に当たることはシミやくすみの原因になるだけではなく、シワや毛穴の黒ずみにも影響を及ぼし、皮膚がんのリスクも高まります。
紫外線が多いのは春から夏にかけてですが、冬も注意が必要です。スキー場や雪景色など雪面では紫外線が80%以上も反射するといわれています。

紫外線を浴びるメリットとは?

紫外線を極端に浴びないと「ビタミンD」不足になり、骨が弱くなります。ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を2~5倍程度に増加させる働きがあります。ビタミンDが不足すると食事でカルシウムを摂取しても十分吸収されず、カルシウム不足になってしまいます。屋内で窓越しに紫外線を浴びてもビタミンDは生成されません。日光に当たらないことで、骨がもろくなり、骨痛、腰痛、O脚などの骨の変形や骨折の原因となってしまいます。
また、ビタミンDは筋肉の維持や免疫力をアップさせる働きもあります。さらに、いくつかの研究で、ビタミンDが結腸直腸がんや前立腺がん、乳がんをも予防する可能性があることが示唆されています。
日光に当たると、幸せホルモンといわれる「セロトニン」の分泌が促され、心の安定を保つ手助けにもなります。このセロトニンが増えることで、睡眠に必要な「メラトニン」も増やすことができるため、睡眠の質にもよい影響を与えます。

適度に日光を浴びるためには

肌を守りながらも、身体に必要な日光を浴びるためにはどうすればよいのでしょうか。
日本の季節では6月から8月がもっとも紫外線が強くなります。1日のうち紫外線が多く降り注ぐ時間帯は10~14時です。夏の暑い日は、朝に直射日光を避けて5~20分、冬は15分~1時間程度浴びるようにしましょう。

紫外線対策

これからとくに紫外線が強くなりますので、浴び過ぎを防ぐためにも以下のような対策を行いましょう。

①紫外線の強い時間帯を避ける
②日陰を利用する
③日傘を使う、帽子をかぶる
④衣服で覆う
⑤サングラスをかける
⑥日焼け止めを上手に使う

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