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たのしく温活温活で春の体調管理

温活で春の体調管理

「温活」とは、体を内側から温めて基礎体温を上げ、冷えを改善する取り組みを指します。免疫力がアップしたり、血流や自律神経を整えたりと体の機能向上につながると考えられています。
温活は寒い時期だけではなく、1年を通して取り組むことが大切です。とくに、春は日中と朝晩の気温差が大きいため自律神経が乱れやすい時期です。生活習慣を見直して、体質改善に取り組みましょう。

慢性的な冷えによって引き起こされる不調

冷えは体にさまざまな悪影響を及ぼします。とくに女性特有の不調は冷えにより発症、悪化するケースが多いため季節問わず対策するようにしましょう。

  • 冷えにより引き起こされる健康への影響

●肩こり・頭痛・腰痛
●むくみ
●月経痛・月経不順
●便秘・下痢
●肌のくすみ・乾燥
●だるさ・疲れやすさ
●不眠・イライラ

暖かい季節でも お風呂につかろう

気温が暖かいと、湯船につからずにシャワーだけで済ましていませんか。入浴は体を効率的に温められるため、温活でもとくに意識したい習慣の一つです。
単に湯船につかるよりも、ちょっとした工夫を加えるとより体を温められます。

  • 温活に効果的なお風呂の入り方

体を温めるには、「ぬるめの湯にゆったりとつかること」がポイントです。38~40℃のお湯に10分以上つかると、温かさが持続します。
反対に熱いお湯につかってしまうと、体温が一気に上昇。体温を下げようとする機能がはたらき、入浴後に湯冷めしてしまう場合があります。また、体の芯が温まる前にのぼせてしまう場合もありますので、適切な温度で入るようにしましょう。

Column
日本古来の薬草風呂「よもぎ風呂」

古くから薬草として親しまれてきた「よもぎ」を使った「よもぎ湯」は、伝統的な薬草風呂です。よもぎには体を温める作用があるとされており、冷え改善効果が期待できます。また、独特の香りにはリラックス効果があるため、寝る前によもぎ風呂に入ると、睡眠の質向上に寄与します。

  • よもぎ風呂の作り方
①
生または乾燥よもぎをだしパックや不織布の袋につめる。
②
鍋で5~10分ほど中火で煮出し、湯に色がつき、香りが立ってきたら火を止める。
煮出したよもぎの汁と、使用したパックごと湯船に入れ、よくかき混ぜる。

豊かな香りを楽しみたい方は生よもぎがおすすめです。よもぎは春に旬をむかえます。ご自身で摘んで使用する場合は、清潔なものを採取するようにしましょう。
乾燥よもぎは、季節を問わず入手できることや通販サイト等で手軽に購入できるのがメリットです。

  • 注意

・よもぎアレルギーのある方は控えてください。
・肌に異常が見られたら入浴を中止してください。
・初めて試す場合は、必ずパッチテストを行ってから入浴してください。

「薬膳」を取り入れて冷えを改善

「薬膳」は、中国伝統医学に基づいた食による養生のことです。薬膳では、体へのはたらきによって食べ物を次の5つに分類しています。

温活を意識した食事では、熱性と温性に分類される食材を取り入れるようにするとよいでしょう。熱性と温性の食材の特徴は、寒い季節に旬をむかえる、寒い地域でとれるなどです。

  • 体を温める食材の例

しょうが、にんにく、えび、鶏肉、くるみ、かぼちゃ、ねぎ、しそ、にら、唐辛子など

体を温める食材を煮る、焼くなど加熱する調理法で食べれば、さらに温め効果がアップします。手軽にとりたい場合は、スープに入れるのがおすすめです。
また、体を冷やす食材も、加熱したり、体を温めるスパイスを使って調理したり、熱性・温性の食材と一緒にとったりと食べ方を工夫することで、体を温める食材に変化します。

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春におすすめの薬膳

東洋医学において、春は自律神経をつかさどる「肝」のはたらきが亢進しやすくなり、「気(生きるために必要なエネルギー)」が頭に滞りやすい季節だと考えられています。気が頭にのぼってしまうと、頭痛やめまいなどの原因となります。
かんきつ類や香味野菜(ねぎ、しょうが、セロリ、しそなど)といった香りのよい食材は、気の巡りをよくする効果があります。香味野菜はスープに入れるとおいしく、手軽にとれるのでおすすめです。

ストレッチで冷えにくい体に

長時間座ったまま仕事や作業を行うと、血行が悪くなります。こまめにストレッチをしましょう。
ふくらはぎの筋肉をストレッチすることで、下半身の血行が促進されます。スキマ時間に取り組みましょう。

ふくらはぎのストレッチ

①
背もたれのある椅子の後ろに立つ
②
背もたれを持ち、まっすぐ立つ
③
つま先立ちになり、5秒キープ
④
かかとを下ろす

10回×3セット行う。

INFORMATION

監修 北野由佳
鍼灸師。鍼灸専門学校を経て教員養成科に進学。卒業後は鍼灸治療院、専門学校での非常勤講師として勤務。専門学校時代の恩師と「日本統合医療セルフケア協会」を立ち上げ、鍼灸師をめざす学生への卒業後のサポート、一般の方を対象とした健康リテラシー向上のためのオンラインセミナーなどを実施。治療院では患者とのコミュニケーションを大切に、患者の心身が少しでも楽になるような治療を行っている。
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