通勤中や仕事中、自宅にいるとき…気づいたら1日のほとんどを座って過ごしていた、なんてことはありませんか?座り続けていると、姿勢の悪化や筋肉のこり、さらに心身の不調を招く可能性があります。こわばってしまった心と体は「プレピラティス」でほぐしましょう。第2回は姿勢を保つための土台となる「骨盤底筋」を意識した動きを紹介します。
「骨盤底筋」について
骨盤は、背骨の下部に位置し、腰やお尻まわりを支える骨格です。人間の体のほぼ中心にあり、上半身と下半身をつなぐ「体の土台」となります。そして「骨盤底筋」は、骨盤の下部にある複数の筋肉の総称で、骨盤底筋群とも呼ばれます。恥骨、尾骨、坐骨の3点をつなぐように広がり、膀胱や小腸、直腸、子宮などの内臓を正しい位置に保持する役割を持っています。また、排泄行動のコントロールや、体幹を安定させて姿勢を正しく保つ役割も担っています。
骨盤の内側にあるたくさんの筋肉群「骨盤底筋」が、ハンモックのように広がっています。
骨盤底筋は衰える
骨盤底筋は、加齢や運動不足などによって衰えてしまいます。また、座り姿勢、歩き方、立ち方などのクセや加齢などによって骨盤が歪むと、さらに衰えが進行してしまいます。
骨盤底筋の衰えを放置すると
トラブルを招きます。
- 咳やくしゃみをしたときなどに、尿もれしやすい
- 急に尿意を感じ、トイレに行くまで我慢できない
- 便秘がちになる
- 膀胱や直腸、子宮など骨盤底筋が支える骨盤臓器脱を発症しやすい
- 体幹が不安定になり、姿勢が悪くなる
プレピラティスで骨盤底筋を鍛えよう
骨盤底筋が衰えないようにするための、プレピラティスを紹介します。
動画を見て動いてみましょう。
Column
座り時間の健康問題はプレピラティスで改善しましょう
座った状態で作業をしたり、食事をとったり、車の運転をしたり、日々の生活では座っている時間が大半を占めます。
座位時間が長くなると、どんな影響があるのでしょうか?
足の筋力が低下することで、代謝機能が下がり、疲れやすくなります。また、「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの活動量の低下はむくみを引き起こす原因の一つにもなります。また、座り方によっては腰や肩のこりや腕の痛み、姿勢の崩れなどを引き起こすこともあります。
しかし、現代社会において座り時間を短くすることは決して容易ではありません。だからこそ、座っている時間を有効活用し、座ったままでも意識的に体を動かす工夫が大切になります。プレピラティスを取り入れてこまめに体を動かしたり、1時間に1回など時間を決めて立ち上がる習慣をつけたりして、日常の中で無理なく体をケアしていきましょう。