体を動かす

働く世代の体調を改善<第4回>ゆるケア体操猫背・肩こりの改善

働く世代の体調を改善<第4回>ゆるケア体操 猫背・肩こりの改善

肩がこった、腰が痛い、気分が優れないなど、働く世代が抱える心身の不調は運動で軽減できます。
シンプルな動きで、仕事中の気分転換や自宅でテレビを見ながらなど、手軽にできる「ゆるケア体操」を一般社団法人ケア・ウォーキング普及会代表理事の黒田恵美子さんに教わります。今回は、「猫背・肩こりの改善」がテーマ。動画などを参考にして、その場で体を動かしてみましょう。

猫背は体の不調のもと

パソコンやスマートフォンを見るとき、画面と顔の距離が近くなりやすく、顔が前傾して「猫背」になりがちです。猫背の状態が続くと、首や肩に負荷がかかり、首・肩のこり、頭痛の原因になります。
また、背骨が丸まることで肺を覆う胸郭(きょうかく)という骨格が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅いと酸素不足に陥り、疲労感が増す原因になります。
猫背や肩・首のこわばりの改善には、肩甲骨周りの筋肉を中心に動かすのがポイントです。ガチガチになって動きにくい状態を解消し、楽な呼吸でリラックスできるようにゆるめましょう。

固くなりがちな肩甲骨をほぐし、肩周りの血流をアップ!

筋トレ:W引き下ろし

STEP1

椅子に座り、足は肩幅ぐらいに開いて安定させ、両手を開き気味に上げてバンザイをする。

STEP1
STEP2

手は軽く握り、ひじを曲げて後ろ側に引き下ろし、最後に肩甲骨をぎゅーっと寄せる。

  • ※10回行う
STEP2

ポイント

  • □1回ずつゆっくりとていねいに行う。
  • □できる人は肩甲骨の間を縮めるように意識して、ひじとひじをより内側に寄せる。

ストレッチ:肩入れ

STEP1

椅子に座って足を大きく開き、両手は膝の上に置く。

STEP1
STEP2

右ひじを伸ばし、右肩を前に出しながら、上半身を左側にねじる。
顔は左を見る。
息を吐きながら10秒キープ。

  • ※左右それぞれ1〜2回ずつ行う
STEP2

ポイント

  • □膝が内側に入らないように、しっかり外向きにして行う。
  • □ひじが伸ばせない方は曲げたままでよいので、背筋を伸ばして行う。
  • □肩周り、内もも、腰から背中、腕などが伸びるので、気持ちよいところを意識しながら行う。

有酸素運動:エアロビクス足踏み

STEP1

ひじを曲げて手は軽く握り、肩の横あたりに構える。

STEP1
STEP2

リズミカルに足踏みをしながら、腕を曲げたり伸ばしたりする。

  • ※1〜3分続ける
STEP2

ポイント

  • □腕はやりやすい順番で前・横・上・下の4方向に伸ばす。
前
前
横
横
上
上
下
下
  • □下腹に力を入れて、体幹をしっかり安定させながら腕を動かす。
  • □腕をいろいろな方向に動かすことで、肩甲骨がほぐれやすくなる。

体操がなかなか続かない方へ

「体操は家に帰ってから」だと、家事や用事に追われて後回しになりがち。仕事の合間に短時間行う習慣がつくと、気分転換や作業効率アップにつながります。
まとめてやるよりも、空いた時間にこまめに行うのが、継続の秘訣です!

サーキット形式がオススメ

3つは単体で行ってもよいし、サーキット形式で3要素を3分程度で行うこともできる。

<サーキット形式で行う場合>
有酸素運動30秒→筋トレ10回→有酸素運動30秒→ストレッチ1セット
これを1セットとし、1日に2セット行う

INFORMATION

監修者 黒田 恵美子
人生の最後まで自分の足で歩くことを目的とした「ケア・ウォーキング®」「ひざちゃん体操」などを考案し、簡単で痛みの起こらない体の使い方を提案。主催するケア・ウォーキング講座では歩き方や痛みを予防改善するメンテナンス法を伝えるなど、わかりやすい理論と実践を結びつけた教え方に定評がある。健康運動指導士、健康運営エキスパートアドバイザー。
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