食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」、たんぱく質を最初に食べる「たんぱく質ファースト」は、血糖値の急上昇を抑えて手軽にダイエットができると話題になりました。しかし、これらの食事法は血糖コントロールに効果があるものの、ダイエットに直結するわけではありません。食事のとき、どのような順番で食べればよいのか正しい知識をアップデートしましょう。
食べる順番で大事なのは「カーボラスト」
血糖値の急上昇は糖尿病のリスクだけでなく、血管にダメージを与えて動脈硬化のリスクも高めます。血糖値の上昇をおだやかにする食べ方を実践して予防に取り組みましょう。
食事で最初に食べるものは野菜でも、肉や魚などのたんぱく質でも構いません。食べる順番で大事なのは、炭水化物を後回しにすること(カーボ[=炭水化物]ラスト)です。
また、食事は栄養バランスも大切です。ベジファーストにせよ、たんぱく質ファーストにせよ、「主食・主菜・副菜」がそろった栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
ベジファーストはダイエット法ではない
ベジファーストでダイエット効果を得るためには、食事の最初にたっぷりの野菜をよく噛んでゆっくり食べることがポイントです。こうすることで早食いなどが抑えられ、結果としてダイエット効果も期待できます。また、近年、食事の最初に肉や魚を食べる「たんぱく質ファースト」も血糖値の上昇がゆるやかになることがわかってきました。ただし、こちらも今のところ科学的根拠があるのは血糖コントロールの効果だけです。
世間にはさまざまな食の情報があふれています。「簡単にやせられる」などの言葉に惑わされず、正しい知識をもって適切に判断しましょう。