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皮膚科医と理学療法士が解説足の健康は、健康な暮らしの第一歩!

皮膚科医と理学療法士が解説 足の健康は、健康な暮らしの第一歩!

みなさんは、足の健康、意識していますか?体全体を支える足に痛みや変形などのトラブルを抱えると、歩きづらさを感じるようになります。今回は、足の健康づくりについて、皮膚・リハビリの2つの側面でお話を伺いました。日々の暮らし、そして人生を楽しむために、足のケアや歩ける足づくりをはじめましょう。

誰でも罹患する可能性のある、足の皮膚トラブルとは?

足の皮膚の病気で多いのは、「水虫」「巻き爪」「陥入爪(かんにゅうそう)」「タコ・ウオノメ」です。どんな人でも発症する可能性があり、痛みや痒みなどをもたらします。また、痛みや痒みがあると、足をかばって歩く、立つなどの動作を行うことから全身の不調につながる場合や、発熱による入院治療あるいは足の壊疽など重症化を引き起こすこともあります。

水虫

水虫は、あたたかく湿ったところを好む白癬菌(はくせんきん)という細菌が発症の原因です。
主な症状は足指の間の皮むけや水ぶくれ、痒みなどで、医療機関で水虫と診断されると、症状に応じた薬を処方されます。
免疫力が低下しやすい糖尿病患者が水虫にかかると、水虫で破れた皮膚から細菌が侵入しやすくなり、症状が重くなる傾向があります。腫れや発熱などを招く場合もあり、足の壊死や切断に至る可能性もあります。

巻き爪

巻き爪は、爪の端が内側に向かって強く巻き込んだ状態の爪です。とくに足の親指に見られる症状で、「足の形に合わない靴」や「間違った爪の切り方」「歩き方」によって、爪に加わる力のバランスが崩れることで発症するとされています。放置すると悪化し、指の肉に爪が食い込んで激しい痛みを起こします。また、くい込んだ皮膚が循環障害を起こして壊死することもあります。痛みがない場合でも、巻き爪かな?と思ったら、医療機関を受診しましょう。

  • ※巻き爪を矯正する器具を装着しての治療は自費診療となります。

陥入爪

陥入爪は、爪の先端が周囲の皮膚に突き刺さり、赤く腫れたり、痛みを起こすものです。痛みがひどくなると、歩行が困難になり、足をひきずることもあります。
主な原因は、間違った爪の切り方です。爪の角を切り込んだりしないようにしてください。高齢の方など足の爪を上手に切ることができない方は、皮膚科で診療の際に切ってもらうようにしましょう。

正しい爪の切り方

タコ・ウオノメ

タコ・ウオノメは足の裏にできます。いずれも皮膚の角質が盛り上がりますが、タコは芯がなく、ウオノメは中心部に芯があります。患部の皮膚が押し潰されて、歩行時に痛みを伴います。同じ場所にできやすいのは、「足の形」「歩き方」「靴の形」などが原因です。医療機関でタコ・ウオノメと診断されると除去してくれます。

皮膚トラブル予防
観察して、洗う

足の皮膚のトラブルは、適切な治療を受けることで重症化を防ぐことができます。異変を感じたら、医療機関で診断を受けましょう。
また、自分の足に関心を持ち、日々フットケアを行うことが大切です。足全体を丁寧に観察して、洗って、清潔にしましょう。

「歩きにくい」「痛い」は歩き方、体の使い方に難あり

足のトラブルで多いのは、足の裏に痛みを感じる「足底筋膜炎」や親指の付け根に痛みを生じる「外反母趾」です。歩行時や動作時に痛みを感じますが、歩き方のクセや、ふくらはぎ、太ももなど足の筋肉の硬さや筋力の低下が原因と考えられます。進行すると安静時にも痛みを感じるようになるため、医療機関で診断を受けることをおすすめします。歩き方や立ち姿勢の観察、視診・触診による足の状態や柔軟性の確認などを経て、適切なリハビリ指導を受けるようにしましょう。

足の筋力低下予防
ストレッチや足指運動

足指の動きが悪く、足の筋力が低下すると、重心がかかとに偏ってしまい、全身のバランスが崩れます。その結果、足や腰などに痛みが出ます。
このような状態を予防するために、また痛みを改善するために、ストレッチや足指運動が大切になってきます。毎日継続して、無理なく取り組みましょう。

ふくらはぎストレッチ

立った状態でふくらはぎを伸ばすストレッチは、しっかり伸ばしきることを心がけます。1回につき約30秒のストレッチが目安。仕事の休憩中や歯磨き中などのすきま時間に行いましょう。

足指運動

足指じゃんけんや、足の指を開いたり閉じたりするグーパー運動がおすすめです。足指の付け根までしっかり動かすことを意識して、左右各10〜20回行いましょう。

Column
歩き方、靴選びも大事

歩く際は、つま先はやや外向きで、かかとを着地させてから、つま先を地面に着けることを心がけてください。靴は、かかとがしっかりホールドされるものを選びましょう。かかとにすき間があると、足がぐらつきやすく、膝や腰に負担がかかります。つま先は靴の先に触れず、1cm程度ゆとりのあることがポイントです。
どんな靴の場合も試着して、歩いて、自分の足になじむか、歩きやすいか、などを確認することが大切です。また、インソールは専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

靴底(かかと部分)のチェック
靴底(かかと部分)のチェックをすると、自分の歩き方が正しいかどうかを確認できます。靴底のかかと部分の外側が均等に削れているのが理想的。ぜひ、チェックしてみましょう。

INFORMATION

監修者 (医)惠和会 惠和会総合クリニック(皮膚科 医師・甲斐裕美子、リハビリテーション科 理学療法士・狩野光太郎)
内科・循環器内科・整形外科など17の科を展開する総合クリニック。足の疾患については、皮膚科と整形外科、リハビリテーション科で情報を共有し、連携体制で適切な診療指導を行う。
https://www.keiwakai.org

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