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こどものケガ予防!おうちに潜む危険をチェック 

こどものケガ予防!おうちに潜む危険をチェック 

こどもにとって、親と一緒に過ごす家の中は安全だと思っていませんか?「こんなことでケガはしないだろう」「今まで問題なかったから大丈夫」と思っていると、取り返しのつかない事態を引き起こすことがあります。また、年末年始は帰省や親しい仲間との集まりも多く、普段は大人だけで生活している家庭に小さなこどもがやって来ることもあるでしょう。こどもの行動と家の中で起こりうる事故を予測し、安全に過ごせるように危険ポイントをチェックしましょう。

こどもの事故は家の中で多発

家の中はこどもがケガをする危険ポイントがたくさん潜んでいます。こどもは経験が浅く、好奇心旺盛。家の中を走り回ったり高い家具の上に登って飛び降りようとしたり、大人が予想もしなかった行動をとります。また、大人にとっては安全であっても、体の小さいこどもには危険をおよぼすことは大いにあるのです。
こどもに「気をつけて」「危ない」と言うだけでは不十分です。大人の言っていることを理解できないこどもや、理解はしたものの好奇心が上回って禁止されたことをやりたがるこどももいます。家の中の事故やケガを引き起こす原因になるような要素を取り除くなど、家の中の環境を整えることが大切です。家の中にどのような危険があるのかを確認して予防・対策をしましょう。

こどもの目線・気持ちになってチェックしよう!

外傷

こどもは頭が大きく重心が高いため転倒しやすく、角のとがった家具に衝突して打撲や切り傷を負うことがあります。また、歯ブラシやお箸などを口に入れたまま転倒すると、喉の奥に突き刺さることがあり、その先の脳や血管に傷が入ると命に関わることもあります。ほかにもドアの開閉で手指をはさんだり、刃物などに触って手を切ったり、こどもがケガをしないように普段からしっかり対策をしましょう。

転落

階段や段差のある場所、こども用のハイチェア、柵のないベッド、ソファ、テーブルなど高いところからの落下でケガをすることがあります。小さいこどもほど頭が重く、手で防御する行動も難しいため、頭のケガで重症化する恐れもあります。建物からの転落事故は4歳までのこどもに多く発生しています。

やけど

1~3歳児の身長はテーブルや調理台と同じくらいの高さで、端に置いた食べ物やコンロの鍋に手を伸ばしてやけどすることがあります。テーブルクロスを引っ張って熱湯の入った汁物を浴びて大やけどになるケースも多くみられます。ほかにも電気ケトルのコード、炊飯器の蒸気などキッチンや食卓には危険が多く潜んでいます。調理関連以外ではアイロンやドライヤー、冬は暖房器具や加湿器もやけどの原因になります。熱や蒸気を出す家電を使わないときはコンセントを抜きましょう。

誤飲

誤飲はいろいろなものに興味を持ちはじめる6か月から2歳までの乳幼児に多く、大人が目を離した間に、身の回りの思いがけないものを口に入れることがあります。誤飲のなかでもっとも多いたばこは、1本に含まれるニコチンが致死量になります。ほかにもナッツ類や固い豆類は誤飲や誤嚥のおそれがあるため、5歳以下のこどもには食べさせないようにしましょう。また、こどもは異物を口の中だけでなく、鼻や耳に入れることもあるので注意しましょう。

窒息

カーテンの紐が首に巻きつく、洋服のフードやマフラーがドアノブや手すりなどにひっかかる、放置したままのレジ袋を頭に被る、ドラム式洗濯機に閉じ込められるなどで窒息事故を引き起こします。寝返りのできない赤ちゃんは、就寝中に掛けふとんや枕など寝具が顔にかかり窒息する睡眠中の事故も報告されています。また、小さな生活用品の誤飲や、つるっと丸い食品は喉を詰まらせて息ができなくなるので注意しましょう。

溺水

浴室、洗面所、庭に置いたビニールプールなど、家庭内での水の事故は4歳以下のこどもに多く、乳幼児はたった3㎝ほどの水位でもおぼれる可能性があります。また、こどもはおぼれていても悲鳴や助けを求める声を出さず、静かに沈むケースが報告されています。大人が目を離さないよう注意しましょう。

 

こどもが事故にあったら
パニックにならず、医療機関へ受診と電話相談を!

家の中でこどもがケガをしてぐったりした状態になったら、まずはかかりつけ医や小児救急相談に連絡をすること。
医療関係者にケガをした状況やこどもの状態を伝え、指示を受けてください。
もしものときに備えて、下記ホームページを確認しておきましょう。

こども医療でんわ相談#8000

休日・夜間のこどもの症状にどう対処したらいいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷ったときに相談しましょう。

全国同一の短縮番号「#8000」番をプッシュすると、居住地の都道府県の相談窓口に自動転送されます。小児科医師・看護師が電話で相談に応じ、適切な対処の仕方や受診する病院などをアドバイスします。

日本中毒情報センター中毒110番

化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによる中毒事故が起こったときに、急性中毒の対処などの情報提供しています。

    • 大阪中毒110番 
      072-727-2499
    • つくば中毒110番 
      029-852-9999
    • たばこ誤飲事故専用電話 
      072-726-9922
    • ※参考:「子どもの予防可能な傷害と対策」(日本小児科学会)

    INFORMATION

    プロフィール 須永紋奈
    小児科医、専門は小児糖尿病。2017年奈良県立医科大学医学部医学科卒。日本小児科学会、日本糖尿病学会、日本小児内分泌学会所属。現在は一般小児診療、乳幼児健診に従事しながら、大阪公立大学医学部附属病院で小児糖尿病の診療・研究を行う。一児の母としての自身の経験を活かし、医師という立場から子育て世代への健康アドバイスなども行っている。
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