「血糖値が高め」を放置すると
血糖負債に!
「血糖値が高め」と指摘されたことはありませんか?血糖値が多少高めでも自覚症状はほとんどありませんが、そのまま放置すると糖尿病にとどまらず、さまざまな病気のリスクが借金とその利息のように蓄積することが近年わかってきました。この状態を一般社団法人日本生活習慣病予防協会が「血糖負債」と名づけて注意喚起したことで、注目されています。
食事などでとった糖質は、体内でブドウ糖に変わり血液中に入ります。これを「血糖」といい、血液中のブドウ糖の濃度が「血糖値」です。ブドウ糖はすい臓から分泌されるインスリン(ホルモン)の働きによって体の組織に取り込まれ、血糖値を一定に保つようコントロールされています。しかし、この作用が十分に行われないと血液中にブドウ糖があふれて体にダメージが蓄積していきます。
血糖値の検査は、空腹時血糖とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値を見ます。血糖値は採血した時点の数値なので食事や運動によって変動しますが、HbA1cは過去1~2カ月の平均的な血糖値がわかります。そのため、HbA1cの数値が高ければ、血糖値の高い状態が長期間続いていて、血糖負債がたまっているということになります。
血糖負債がたまり始める
HbA1cの数値はどれ?
Q1の答えは1 5.6%以上
正常値を少し超えるだけで血糖負債がたまり始める
HbA1cは5.5%以下が正常値、5.6%以上が特定健診における「高血糖」にあたり、血糖値が高い状態です。つまりHbA1cが標準範囲を少し超える5.6%以上で血糖負債がたまり始めると考えられています。
高血糖状態が長期的に続くと「糖尿病」になりますが、そこに至る前から全身の血管が傷つき「動脈硬化」が進行し、さらには「心筋梗塞」「脳梗塞」「がん」「認知症」などのリスクが蓄積していきます。また、糖尿病になれば3大合併症である「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」も発症し、失明や人工透析、足の壊疽(えそ)※に至る可能性もあります。血糖値が高い方は、「まだ糖尿病ではない」からと安心はできません。
借金も利息が膨らむと返済が困難になるように、血糖負債もたまっていくと、あとから血糖値を下げても病気のリスクが増えていきます。
- ※足に血液が行き渡らず、切断する必要が生じる病気
特定健診における血糖値検査の判定値
健診結果を見直し、HbA1cが5.6%以上であればすぐに生活習慣を見直して血糖負債をためないようにしましょう。
Q1の答えは1 5.6%以上
正常値を少し超えるだけで血糖負債がたまり始める
HbA1cは5.5%以下が正常値、5.6%以上が特定健診における「高血糖」にあたり、血糖値が高い状態です。つまりHbA1cが標準範囲を少し超える5.6%以上で血糖負債がたまり始めると考えられています。
高血糖状態が長期的に続くと「糖尿病」になりますが、そこに至る前から全身の血管が傷つき「動脈硬化」が進行し、さらには「心筋梗塞」「脳梗塞」「がん」「認知症」などのリスクが蓄積していきます。また、糖尿病になれば3大合併症である「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」も発症し、失明や人工透析、足の壊疽(えそ)※に至る可能性もあります。血糖値が高い方は、「まだ糖尿病ではない」からと安心はできません。
借金も利息が膨らむと返済が困難になるように、血糖負債もたまっていくと、あとから血糖値を下げても病気のリスクが増えていきます。
- ※足に血液が行き渡らず、切断する必要が生じる病気
特定健診における血糖値検査の判定値
健診結果を見直し、HbA1cが5.6%以上であればすぐに生活習慣を見直して血糖負債をためないようにしましょう。
Q1の答えは1 5.6%以上
正常値を少し超えるだけで血糖負債がたまり始める
HbA1cは5.5%以下が正常値、5.6%以上が特定健診における「高血糖」にあたり、血糖値が高い状態です。つまりHbA1cが標準範囲を少し超える5.6%以上で血糖負債がたまり始めると考えられています。
高血糖状態が長期的に続くと「糖尿病」になりますが、そこに至る前から全身の血管が傷つき「動脈硬化」が進行し、さらには「心筋梗塞」「脳梗塞」「がん」「認知症」などのリスクが蓄積していきます。また、糖尿病になれば3大合併症である「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」も発症し、失明や人工透析、足の壊疽(えそ)※に至る可能性もあります。血糖値が高い方は、「まだ糖尿病ではない」からと安心はできません。
借金も利息が膨らむと返済が困難になるように、血糖負債もたまっていくと、あとから血糖値を下げても病気のリスクが増えていきます。
- ※足に血液が行き渡らず、切断する必要が生じる病気
特定健診における血糖値検査の判定値
健診結果を見直し、HbA1cが5.6%以上であればすぐに生活習慣を見直して血糖負債をためないようにしましょう。