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健康について考えよう!認知機能を保つ生活習慣が
健康長寿のカギを握る

健康について考えよう!認知機能を保つ生活習慣が健康長寿のカギを握る

急速な高齢化に伴い増え続ける認知症。一人ひとりが自分ごととして捉え、自分らしく暮らすにはどうすべきかを考える時代です。認知症になる要因は加齢以外に、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病もかかわるため、40歳を過ぎたら予防や改善に取り組むことが大切です。また、認知症の一歩手前の、軽度認知障害(MCI)の段階で適切に対策すれば、認知症への移行を防げる可能性も。日常でできる予防法や対策を一緒に考えましょう。

認知症は年齢に関係ない!?

65歳以上の高齢者における令和4(2022)年の認知症の患者数は443.2万人、その前段階である軽度認知障害(MCI)の患者数は558.5万人と推計(※1)されています。合計すると1,000万人を超え、高齢者の約3.6人に1人が認知症、またはその予備群と言えるでしょう。軽度認知障害(MCI)は「認知症と健常な状態の中間」にあるため、認知症に進行することもあれば、対策次第で健常な状態に戻ることもあります。また、65歳未満で発症する若年性認知症の人数は約3.6万人で、18~64歳の人口10万人あたり約50.9人と推計(※2)されています。認知症は年代を問わず、誰もがなり得る時代になりました。

  • ※1)出典:令和6年版高齢社会白書(内閣府)
  • ※2)出典:AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)「若年性認知症の有病率・生活実態把握と多元的データ共有システム」(研究開発代表者:粟田主一)2017-2020
Q1

40歳を過ぎたころから「もの忘れ」が多いのですが、認知症の症状でしょうか?

A1

生活習慣を見直して
認知症を予防しよう!

糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、認知症のリスクを高めるとされていますので、適切な治療を受けましょう。
食事や運動、睡眠などの生活習慣は、認知症を防ぐ重要なカギ。よく認知症予防を謳うサプリメントなどの広告を目にしますが効果は確認されておらず、脳の機能を維持するには日々の食事が大切です。ポイントは主食・主菜・副菜をバランスよく、なるべくいろいろな食品(魚、肉、卵、豆、野菜、果物、乳製品など)をとること。
また、運動習慣のある人は認知症になるリスクが低いとされています。ウォーキングや水泳などの有酸素運動+筋トレを組み合わせた運動を、できれば週3回以上続けましょう。認知機能の低下に影響する「うつ症状」を減らし、睡眠を良好にする効果もあります。

Q2

食事と運動以外では、どのような予防法がありますか?

A2

最近、物忘れが多いと感じたり、家族や周りの人から指摘され
る機会が増えたら、「もの忘れ外来」への受診をおすすめします。

Column
コグニティブフレイルって知ってる?

「コグニティブ」は「認知の」という意味で、「フレイル」は加齢による低栄養や筋肉量減少などで活動量が低下し、転倒・骨折しやすい状態のこと。つまり、軽度認知障害(MCI)などの認知機能低下と身体的フレイルが合併した状態です。脳への刺激も減ってきて要介護になる一歩手前。この悪循環を断ち切るには、「栄養を十分にとる」「筋力をつける運動をする」「積極的に外出して人と関わる」など生活習慣を見直すことが肝心です。

INFORMATION

監修 岡田武夫
大阪がん循環器病予防センター医師。大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。日本循環器学会、日本生体医工学会、日本医療情報学会、日本公衆衛生学会等に所属。
がんや循環器病の一次予防や早期発見のための活動に取り組み、生活習慣の改善などの健康支援ならびに研究などを行う。
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