歯周病やむし歯は歯を失い、
健康寿命を縮める
歯周病とむし歯は成人が歯を失う2大要因です。歯周病は歯についたプラークの中の歯周病菌が、歯ぐきや歯を支える骨などを破壊する病気です。進行するまで目立った症状がないため、気づいたときには重症化していて歯を失うことがあります。一方、むし歯は口の中に存在するむし歯菌が、食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして増殖し、プラークの中が酸性になることで歯が溶け出し、穴があいてしまう病気です。大人のむし歯は歯ぐきが下がって露出した歯の根元や、過去に詰め物などをして治療した歯にできやすくなります。とくに神経を抜いた歯は痛みがあまりないため、知らないうちにむし歯が進行して歯を失うことがあります。
歯は「食べる」「話す」といった口の機能を支える重要な器官で、食べ物を噛んだり、発音を助けたりする役割があります。口の機能は加齢とともに低下しますが、歯周病やむし歯で歯を失うと拍車がかかり、健康寿命(※)に影響をおよぼします。
- ※健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。
歯を含む口の機能が低下すると要介護になるリスクは何倍になる?
Column
歯周病は全身の病気の引き金に
昨今の研究で、歯周病は全身に悪影響をおよぼすことが報告されています。
歯周病になると、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンの働きが悪化し、糖尿病を発症するリスクが高くなります。一方、糖尿病になると免疫力が低下して歯周組織の炎症が進み、歯周病を発症しやすく、進行も早くなるなど、糖尿病と歯周病は相互に深く関係しています。
歯周病が悪化すると、歯肉から血液中に入り込んだ歯周病菌により血管に炎症が起こって、血栓がつくられたり、動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。
また、要介護の大きな要因である認知症や骨粗しょう症も、歯周病との関連が指摘されています。
Q1の答えは3約2.4倍
栄養摂取や人付きあいが減って
要介護のリスクが高まる
歯を失って噛む力が衰えると、かたいものを噛むことが難しくなり、やわらかいものばかり食べるようになります。食べられるものが制限されると、食欲が低下し、栄養摂取が不十分になります。
すると体重や筋肉量が減少して、気力も低下し、さらに免疫や代謝が落ちて病気にかかりやすく、治りにくくなるなど悪循環に陥ります。
また、口の機能が低下して会話に支障が出ると、人付きあいに困難を感じるようになり、家に閉じこもりがちになり、体力や意欲などが低下します。その結果、社会とのつながりが減ることで認知機能の低下にもつながります。
実際、2022年に千葉県柏市在住の高齢者2,044人を対象とした大規模調査(柏スタディ)で「歯の数が20本未満」「噛む力が弱い」「滑舌が悪い」「むせやすい」など口の機能が低下している人は、低下がみられない人に比べて要介護になるリスクが約2.4倍高いという結果が出ています。「食べる」「話す」など口の機能は心身の健康を維持して健康寿命を延ばすうえで重要であり、そのためには、歯周病やむし歯で歯を失わないようにすることが大切です。



Q1の答えは3約2.4倍
栄養摂取や人付きあいが減って
要介護のリスクが高まる
歯を失って噛む力が衰えると、かたいものを噛むことが難しくなり、やわらかいものばかり食べるようになります。食べられるものが制限されると、食欲が低下し、栄養摂取が不十分になります。
すると体重や筋肉量が減少して、気力も低下し、さらに免疫や代謝が落ちて病気にかかりやすく、治りにくくなるなど悪循環に陥ります。
また、口の機能が低下して会話に支障が出ると、人付きあいに困難を感じるようになり、家に閉じこもりがちになり、体力や意欲などが低下します。その結果、社会とのつながりが減ることで認知機能の低下にもつながります。
実際、2022年に千葉県柏市在住の高齢者2,044人を対象とした大規模調査(柏スタディ)で「歯の数が20本未満」「噛む力が弱い」「滑舌が悪い」「むせやすい」など口の機能が低下している人は、低下がみられない人に比べて要介護になるリスクが約2.4倍高いという結果が出ています。「食べる」「話す」など口の機能は心身の健康を維持して健康寿命を延ばすうえで重要であり、そのためには、歯周病やむし歯で歯を失わないようにすることが大切です。



Q1の答えは3約2.4倍
栄養摂取や人付きあいが減って
要介護のリスクが高まる
歯を失って噛む力が衰えると、かたいものを噛むことが難しくなり、やわらかいものばかり食べるようになります。食べられるものが制限されると、食欲が低下し、栄養摂取が不十分になります。
すると体重や筋肉量が減少して、気力も低下し、さらに免疫や代謝が落ちて病気にかかりやすく、治りにくくなるなど悪循環に陥ります。
また、口の機能が低下して会話に支障が出ると、人付きあいに困難を感じるようになり、家に閉じこもりがちになり、体力や意欲などが低下します。その結果、社会とのつながりが減ることで認知機能の低下にもつながります。
実際、2022年に千葉県柏市在住の高齢者2,044人を対象とした大規模調査(柏スタディ)で「歯の数が20本未満」「噛む力が弱い」「滑舌が悪い」「むせやすい」など口の機能が低下している人は、低下がみられない人に比べて要介護になるリスクが約2.4倍高いという結果が出ています。「食べる」「話す」など口の機能は心身の健康を維持して健康寿命を延ばすうえで重要であり、そのためには、歯周病やむし歯で歯を失わないようにすることが大切です。













