冬は脂肪を効率的に燃やす絶好のチャンス
肥満の直接的な原因の多くは、食事の過剰摂取や運動不足、ストレスといった生活上の悪習慣によるものです。体内に過剰に溜め込んだ脂肪により高血圧や高血糖、脂質異常といった症状を引き起こし、やがてがんや糖尿病、心筋梗塞、脳卒中といった生活習慣病を発症させます。
肥満とメタボリックシンドロームについて
肥満は身長に比較して体重が重い状態です。もっとも一般的なものさしとして、BMI(Body Mass Index)が用いられており、BMIの数値が25.0以上で肥満とされています。
- BMI=体重kg÷(身長m)2
- 標準体重=身長(m)×身長(m)×22
- ※BMIについては「健康のものさし」を参照
同じ肥満でも脂肪のつき方によって「内臓脂肪型(りんご型)肥満」と「皮下脂肪型(洋なし型)肥満」に大別されます。


内臓脂肪は腹腔内に蓄積するため、皮下脂肪よりも血管に入り込みやすく、血管や心臓に悪影響をおよぼすこともあります。高血圧や高血糖、脂質異常といったメタボリックシンドロームのリスクを高めるので、皮下脂肪よりも注意が必要です。また、内臓脂肪は代謝が活発なため、運動や食事の習慣に影響を受けやすく短期間で増減しやすい脂肪です。

冬こそ脂肪燃焼
基礎代謝とは生命維持活動のために消費されるエネルギーのことで、全エネルギー消費量の約6割を占めます。基礎代謝は加齢による筋肉量の減少にともない、とくに60歳以上の高齢期になると下降していきます。そのため、年齢を重ねると食べる量が変わらなくても太りやすくなります。また、季節によっても変化します。たくさん汗をかく夏の方がエネルギーを消費しやすいように思われがちですが、実際は外気の温度が低い冬の方が体温を維持させるために基礎代謝が高くなり、ダイエットに向いている季節ともいえます。
寒さが厳しい場合、筋肉量が多い人は体温が下がらないように代謝を活性化させ、エネルギーを消費して体温を保つことができます。寒い日ほど、ストーブの温度を維持するために、燃料をよりたくさん燃やさなければならないといったイメージです。一方、筋肉量が少ない人は、代謝が低いため体温を上げることができず、体に脂肪を蓄えることで体温を保とうとします。基礎代謝を維持・向上させるためには日常的に体を動かし、筋トレで筋肉量を増やすことが重要です。
- ※基礎代謝については「いまさら聞けない代謝のいろいろ」を参照












