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運動のある暮らしハイブリットで
ジョギングを始めよう!

運動のある暮らし ハイブリットでジョギングを始めよう!

運動習慣のベースとなる有酸素運動のひとつとしてウォーキングを紹介してきました。ウォーキングにすっかり慣れ、日々の運動としてはもの足りないと感じるようになってきた人は、ジョギングを加えることでレベルアップを図りましょう。さらなる運動効果や健康効果の拡大につながるでしょう。

ジョギングとはどんな走り?

「ジョギング」と「ランニング」は、どちらも「走る」ことを意味するのですが、ペースや目的によって使い分けられることが一般的です。ジョギングはウォーキングの延長のようなスタイルで、会話しながらゆっくり走ることができるペースとなります。ウォーキングと同様にリラックスして行うことができ、1kmあたり7~10分ペースを目安とします。一方、ランニングは1kmあたり7~8分(初心者)・5~7分(中級者)ペースでの比較的速い走りとなります。

ジョギングの体におよぼす効果や影響

ジョギングはゆっくり走るとはいえ、ウォーキングとは強度(速度)が異なります。最も気を付けたいことは、ウォーキングに比べ、関節などのケガのリスクが高まることです。健康状態や体力次第では、ウォーキングを継続する方が適切なケースもあります。まずはジョギングを取り入れる準備ができているかを以下の点を基準に確認しましょう。

  • 30~60分間コンスタントにウォーキングを続けることができる。
  • 息切れせず、会話しながらウォーキングを行うことができる。
  • 最大心拍数の50%程度をウォーキング時にキープできる。
  • ケガや痛みがない。

 

以上の条件をすべて満たしていない場合は、ジョギングを取り入れるだけのスタミナ(全身持久力)や身体状況が備わっていません。その場合は、引き続きウォーキングを継続し、さらなる体力や健康状態の向上を目指しましょう。

現在、ウォーキングを目一杯行っても、心拍数があまり上がらないようなスタミナの高い人は、さらなる体力アップや健康効果を獲得するために、身体負荷の大きいジョギングやランニングへ段階的に移行していきましょう。
ウォーキングとジョギングを適宜使い分けて、習慣的に実践することが望ましいです。上表を参考にして、加齢や健康状態、体調、気分などに応じて、ジョギングも日常生活化していきましょう。

ウォーキング+ジョギング
ハイブリットトレーニング例

ジョギングのポイント

運動の前後はストレッチ

ジョギング前後にストレッチを行い、筋肉や関節をゆるめたり伸ばしたりすることで、体を整えます。また、ウォームアップ、クールダウンとしてウォーキングをそれぞれ5分間取り入れるといいでしょう。

ウォーキング・ジョギングを行う際の注意事項

  • 無理をせず、休息日を設定するなど体調管理を行う。
  • 疾患や痛みがある場合は医師に相談してから行う。
  • 運動中や運動後は、こまめに水分補給する。
  • 空腹で走らない。バナナなど消化されやすいものでエネルギー補給を行う。
  • 体調やレベルに応じてジョギングの時間を少しずつ増やして調整する。
  • 関節や筋肉への負担を減らすために、できるだけ硬いアスファルトの路面は避け、公園などのジョギングコースを走る。

正しく腕を振るための
トレーニング

ジョギングの際に正しく腕を振るためには、上半身の筋力と柔軟性が大切です。正しいフォームを身につけるために、腕振りのトレーニングを紹介します。

肩周り・背中(肩甲骨周り)の筋トレ

肩周りや背中の筋肉、とくに肩甲骨周りの筋肉を強化することで、腕を正しい位置で効率的に振ることができます。ほかにも下記のようなメリットがあります。

肩周り・背中(肩甲骨周り)の筋トレの効果

姿勢の改善
デスクワークからの「猫背」を防ぎ、正しい姿勢を保つことができる。
上半身のバランスや見た目の改善
肩幅が広く見えることでウエストが細く見え、体全体が引き締まった印象になる。
日常生活の利便性
物を持ち上げたり押したりするなど、日常生活の動作がスムーズになる。肩の筋肉がしっかりあることで、腰や背中への負担が減る。
肩こりの軽減
肩の筋力を強化することで血流が改善され、肩こりや首の痛みの予防になる。
メニュー
【肩周りや背中(肩甲骨周り)のストレッチ】

肩甲骨を柔軟にすることで腕振りの動きがスムーズになります。筋トレの前後に行いましょう。

  • ショルダーサークル
【肩周り・背中(肩甲骨周り)の筋トレ】

ダンベル(コラム参照)を使って、三角筋を鍛えましょう。
とくにリアレイズは肩の後部だけでなく、背中の上部の筋力が向上するため、ジョギング時の腕の振りや、正しい姿勢の維持・改善に有効です。

  • リアレイズ
    (三角筋後部/ 僧帽筋/ 菱形筋)
  • サイドレイズ
    (三角筋中部)
  • フロントレイズ
    (三角筋前部)

Column
ダンベル代わりにペットボトルで筋トレ

水や砂を入れたペットボトルは、ダンベルの代わりになります。費用がかからず、重さを調節できるという利点があります。500mLのペットボトルを利用した場合、水が約500g、砂が約1kgとなります。ご自身のレベルに合わせて中身や内容量も調整しましょう。

コアトレーニング

腕の振りの動きは体幹と連動しています。プランクなどの体幹の筋トレも有効です。

INFORMATION

監修 栁田 昌彦
同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科教授。筑波大学大学院体育研究科修士課程修了、群馬大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。公衆衛生学、老年医学、運動疫学、スポーツ栄養学などを専門分野とし、日本体力医学会評議員、日本循環器病予防学会評議員などを務める。京都府学校剣道連盟副会長、京田辺市健康づくり推進協議会委員長として社会活動を行うなど、多方面にわたって活躍。主な著書に『スポーツ医科学』(中央法規出版)、『健康教育マニュアル第2版生活習慣病予防の保健指導』(日本家族計画協会)など多数。
運動指導 平田 一恵
保健体育教諭。筑波大学体育専門学群卒業後、約30年にわたり小・中・高等学校にて運動指導を行う。近年は、JHHCAホームヘルスコーチや健康管理士一般指導員、ピラティスインストラクターといった資格を生かし、中高年の運動および健康指導へも活動領域を広げている。
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