介護ストレスを減らすために
事前に確認しておきたいこと
①どこでどんなふうに暮らしたいか
まだ元気そうに見えても、将来自立した生活を送れなくなった場合、施設に入りたいのか、自宅で暮らしたいのか、まず親の気持ちを確かめておくことが大切です。
- 施設について
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介護度が低いうちは在宅で看ることができても、介護度が上がるにつれて目を離せない時間が増えて、介護する側への負担が大きくなってしまいます。そうなると必要以上にイライラしてしまって後で落ち込んだり、つい自分のことを後回しにしてしまったりして、精神的ストレスを抱えるケースが多いです。信頼できる施設に親を預けることは、介護する側の精神的・身体的な負担を軽くするための選択肢の一つです。
施設といっても、公的施設の特別養護老人ホームや民間の介護付き有料老人ホームなど、種類が多くて理解するのに時間がかかるうえに、入居条件(要介護度、認知症や看取りの対応など)や受けられるサービス、費用なども異なります。気になる施設があれば、親が元気なうちにご家族や友人と見学に行くのもいいでしょう。

②親の資産を具体的に把握しておく
介護の悩みでもっとも多いのがお金の問題です。親の資産を介護費用に充てる場合でも、実際に介護が始まると、介護度が上がるごとに利用する介護サービスは増えるため、資金がなくなったらどうしようと不安が尽きません。親の判断力が衰える前に、銀行の預貯金、投資信託や国債などの有価証券、株、不動産など、できるだけ具体的に資産を確認しておきましょう。親が元気なうちは聞きづらく、先延ばしにしたくなりますが、意思表示が難しくなってから探し出すのは至難の技。そのためには日頃からコミュニケーションをとり、良好な関係を築いておくことも大切です。兄弟姉妹が離れて住んでいる場合は、協力して話し合いの場を設けるようにしましょう。

Column
介護に関する相談先について
歳を重ねると記憶力や判断力が衰えるのは自然なこと。原因は老化か認知症か判断に迷うこともありますが、「異変に気づくためのチェックポイント」のような兆候が増えたら、行動を起こす時期かもしれません。各市区町村の中学校区におよそ1カ所設置されている「地域包括センター」は、介護・医療・保健・福祉などさまざまな面から地域に暮らす高齢者を支える相談窓口。親の生活上の心配事などを相談できるので気軽に相談してみましょう。各自治体では、介護が必要になる可能性の高い人を対象に、認知機能を活性化させる体操教室などの介護予防サービスを行っているので参加するのもおすすめです。また、認知症の検査が必要な場合は、かかりつけ医に相談して専門の医療機関を紹介してもらうこともできます。
- 異変に気づくためのチェックポイント
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- 冷蔵庫を開けると、同じ食品がたくさん入っている。
- 財布に小銭がぎっしり入って重い(小銭で払うのが面倒になり、使わなくなっている)。
- いつも探し物ばかりしている。
- 今まで好きだった趣味に興味を示さない。
- 会話が減って、言葉がなかなか出てこない。
- 自分の思いが伝わらないからと怒りっぽくなる。
- 身だしなみに無頓着になり、いつも同じ服を着ている。



