思春期は、自分を確立する
こどもから大人へ変化する時期
思春期の体験は一人ひとり異なります。小学校高学年頃から始まり、変化しながら中学生や高校生頃まで続くともわれています。「私も経験してきたから」と、理解を示す親御さんもいらっしゃいます。それでも、こどもが発する「うるさいなぁ」「かまわないで!」などの言葉や、虫の居所が悪いときに部屋のドアをバンッと閉める姿を目の当たりにすると、つい怒りやすくなったり、自分の子育ての何がだめだったのかと自分自身を責めたくなったりするかもしれません。また、「素直だった子が……」と戸惑うこともあるでしょう。 こどもといえどもひとりの人間です。思春期はこども自身が主張する時期です。親はいつまでもこどもを自分の分身のように考えたくなるかもしれませんが、こどもの思いを尊重し、受け止めることは親子の成長において、とても大切なことです。親に反抗しつつ、成長していくこどもの姿を見守りましょう。
思春期のこどもを理解しよう
- 第二次性徴の影響で心身の変化を迎える
- 男子は声変わりや筋肉の発達により闘争的に、女子は笑いが止まらなくなるような傾向にあります。男女ともに体の成長に心の成長が追いつかず、生き方に悩むなど、理由もなくイライラしたり、ふさぎこんだりといった感情の起伏が大きくなり、不安定に見えることもあります。また、自分の容姿についての関心が増し、周囲からの評価に敏感になりやすくなります。
- 親より友達や仲間が中心になる
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親と一緒に出かけることを嫌がるのは、物理的にも心理的にも親から自立したい気持ちから。また、中学校への入学をきっかけに、同じ趣味や考えを持つ友達とのつながりがより親密になったり、新しい友達との付き合いが始まったりします。今までは親に相談していた悩みごとを友達に打ち明けることも少なくありません。一方で友達関係が大事になるほど、そのことが悩みの原因となりやすくなることもあります。
- 自分だけの世界を持つ
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思春期になると親との会話を楽しむよりも、自分の世界を優先するようになるため、親から話しかけられることを面倒くさがるような態度を取りやすくなります。親がこどもの趣味や友人関係すべてを把握することは難しくなります。SNSやオンラインゲームなどを通じて、知らなかった世界に触れていることも考えられます。
こどもが思春期になったら親はどうする?
- こどもの話を聴く
- 一見問題と思えるようなこどもの言動の裏には、自分の思いをうまく言葉で表現できないという葛藤が生じていることもあります。子どもの感情に振り回されるよりも、落ち着いた気持ちで受けとめましょう。こどもの話に耳を傾けたうえで、必要なときにはこどものために何ができるかを考えることも大切です。
- 先回りしない
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こどもが何かに挑戦するとき、「失敗したらはかわいそう」と考えて、先回りして道筋を付けたくなることもありますが、こどもの成長にはチャレンジしたり失敗から学んだりする体験も必要です。危険から守るルールは設けたうえで、「助けが必要になったときは助けに行くから」と伝えて、こどもの挑戦を見守りましょう。
- 干渉や詮索よりも認める
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「どこに、誰と遊びに行くの?」と詮索したり、こどもの持ちものをチェックしたりしていませんか。こどもが大切にしていること、好きなアイドルや動画などの趣味に対して評価や干渉をし過ぎるよりも、まずはそれらを認めてあげることでこどもは安心しやすくなります。ときには親も一緒に楽しんでみるのもいいでしょう。
- こどもの個性を大切にする
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「普通はこうするよ」と誰かと比較したり、親世代の価値観を押しつけたりするよりも、こどもがすでにできていることはたくさんあるはずですから、そのことへも目を向けて、その子ならではの個性や良いところを認めていきましょう。






