二重課題運動とは
「二重課題運動」とは、運動と脳トレを組み合わせるなど、同時に2つの課題を実行する運動のことです。たとえば、「歩きながら会話する」「足踏みしながら数を数える」などは二重課題運動に含まれます。二重課題運動は、認知症予防・身体能力維持に効果的だといわれています。「コグニケア」では神戸大学が作成した運動メニューのひな形に、各教室の講師が毎回アレンジを加えて、参加者が飽きずに楽しみながら運動できるようバリエーションを工夫しています。今回は、実際にコグニケア教室で行われている運動を4つご紹介します。
スクワット
足を外に向けて、膝が体の内側に入らないようにします。息を吸いながら腰を落とし、吐きながら上げます(数回くり返す)。両手を前に伸ばして、腕を引きながらスクワットをします。同時に英語で「10」を数えます。手を広げて、思いつく「2文字の言葉」を言いながら体勢をキープします。

いすに座って「グーチョキパー」
いすに座って「グーチョキパー」と言いながら、手を交互に前に出します。右手を出したときは同時に右足を前に出し、左手のときは左足を出します。手は言葉に合わせて「グーチョキパー」をします(グーと言ったときは手もグーにする)。数回くり返したら、次は右手のときに左足を出します。交互に数回行った後、かけ声を「グーチョキパー」から「1、2、3…15」に変更して行います(手はグーチョキパーの順で前に出す)。さらに、5の倍数(5、10、15)のときには足を上げます。
次第に難しくなってきますが、もし間違ってしまっても問題ありません。近くの人と「できないね」などと声をかけ合うことでコミュニケーションが生まれ、社会性の維持につながります。

カウント10
3〜4人でグループをつくり、1〜10までの数字を順番に言い合います。最後に「10」を言えた人が勝ちです。数字は一度に3つまで言うことができます。ほかの人が言った数字を確認し、逆算しながら自分の数字を言っていきます。慣れてきたら「15」までに変更して行います。途中からは足踏みをしながら行い、最後に人数を増やして「40」までで実施します。足踏みは継続したまま、グループ内で自己紹介をします。なるべく多くの人の名前を覚えます。

ステップ
手を前に出しながら横にステップします。足を大きく出してつま先で床をタッチします。ここで、先ほどの自己紹介で覚えた名前を思い出します(思い出せなかった人には後ほど確認する)。そのまま手をタッチしながら横にステップします。「冷蔵庫に入っているもの」を思い出して言いながら、体を上に伸ばしてステップします。最後に、つま先立ちして思いつく「魚の名前」を言いながらパンチ動作を行います。




