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2018年10月16日
風疹患者が急増

風疹患者が急増しています。
国立感染症研究所の調査によると、2018年1月から9月までの風疹患者の報告数は952人となり、2013年、2012年に次いで3番目に多く、昨年の10倍を超える数となっています。都道府県別で多い順に、東京都307人、千葉県195人、神奈川県108人、埼玉県70人、愛知県55人となっており、首都圏を中心に流行がみられます。感染したと推測される場所は職場が59人といちばん多くなっています。
風疹の多くは、軽症ですが、妊娠初期に感染すると、生まれてくる赤ちゃんが心臓や目、耳などに障害があらわれる先天性風疹症候群となる可能性がありますので、十分な注意が必要です。

風疹の症状

●初めに首や耳の後ろのリンパ節がはれる
(発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがある)。
●顔に小さな赤い発疹が現れ、やがて全身に広がる。
●発疹とともに発熱し、2~3日で解熱する(ただし、発熱しないこともある)。

風疹の予防

風疹はワクチンで予防が可能です。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種となり、1歳と小学校入学前の2回接種となりました。風疹の予防接種を1回も受けていない30代~50代の男性は風疹の抗体を持っていない可能性が高くなっています。妊娠20週ごろまでの女性が風疹にかかると、心臓や目、耳に障害をもつ先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる可能性がありますので、女性は妊娠前に2回の風疹ワクチンを受けておきましょう。妊娠中は風疹ワクチンを受けることはできず、受けたあとは、2ヵ月間妊娠を避ける必要があります。また、男性は女性に風疹をうつしてしまう可能性がありますので、抗体がないと思われる場合は、早めに風疹ワクチンを受けて感染しないようにしておくことが大切です。抗体検査を自治体で行っている場合がありますので、確認してみましょう。

■国立感染研究所ホームページ
風疹急増に関する緊急情報

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