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麻疹(はしか)感染予防

2016年9月15日

麻疹(はしか)にかかる人が急増しています。空港やコンサート会場などを中心に感染が広がっています。1人の麻疹患者が麻疹の免疫がない人の中にいたとすると12人から14人の人が感染するとされており、感染力がきわめて強い感染症です。肺炎や脳炎などの合併症を起こすこともあります。合併症がなくても入院を要することもあり、重症な病気です。

麻疹の症状

麻疹ウイルスに感染後、10日から12日間の潜伏期間を経て、38度前後の発熱、せき、鼻水といった風邪のような症状がでます。そのあと、目の充血、目やに、口の中に小さな白い斑点(コプリック斑)があらわれます。熱は3~4日続いたあと、いったん37度台まで下がり、再び40度前後まであがるとともに発疹があらわれ、発熱はそのあと3~4日続き、回復します。

感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染などさまざまな方法で感染し、発疹がでる3~5日前から人に感染する可能性があるため、麻疹と診断を受けるまでに、すでにほかの人にうつしてしまっている可能性があります。

予防方法

麻疹ウイルスは直径100~250nmで、空気中を浮遊し、それを吸い込むことで感染するため、マスクでは予防できません。予防方法はワクチン接種です。

麻疹は一度かかれば再び感染することはないといわれていますが、麻疹にかかったと思いこんでいても麻疹以外の発疹のあらわれる病気だったという可能性もあり、抗体検査をしなければ、麻疹の免疫があるかどうかは確実ではありません。


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